コンサート– category –
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未熟さ
グリーンの本番が終わりました。オーケストラはとてもよい出来だったと思います。練習でやってきたことが、少しずつ身についている感じですね。私としては・・とんでもない経験するはめになってしまいました。珍しい本番前なので、前日からお休みにして準備をしていたのですが・・ ソロを弾くために楽器をわざわざ借りてきたのですが、シェヘラザードが始まってから楽器にトラブルが。突然、チューニングが狂ってしまい、それに気づかずソロに突入するという失態を演じてしまいました。動転したということもありま... -
茨城県伊奈町でのコンサートにゲストで出演しました
今日は、茨城県伊奈町でのコンサートにゲストで出演しました。日本の歌をピアノトリオに編曲したもの6曲が演目です。ヴァイオリンとチェロは、概ね易しくアレンジされているのです。ピアノは、KEI先生、チェロはいつもカルテットを一緒にやっているK君でした。私たちのトリオ以外は、全て歌。日本の歌からイタリアオペラのアリアまで、盛りだくさんの演奏会でした。 会場は、400人弱のホールでしたが、ほぼ満員のお客さんでした。小さな子どもから、かなりご高齢の方まで、年齢層がとても広いのが印象的。ヴァイ... -
発表会を終えて(2004年)
5月1日に発表会を行った。これまで、他の先生と合同でやったり母親のピアノ発表会に便乗させてもらったことはあったが、独立した発表会を行ったのは初めてだ。発表会というものに出演した経験は幾度と無くあるが、自分の生徒だけの演奏会というものは、やはり非常に緊張するものだった。 当日までの忙しさは、これまで経験したことのないものだった。通常のレッスン以外に、 オーケストラとの合わせやピアノ合わせが入る。事務的なことは生徒側の幹事たちがほとんどこなしてくれるものの、やはり打ち合わせやプ... -
小栗まち絵さんのリサイタルを聴いて
小栗まち絵ヴァイオリンリサイタル(エクソン・モービル音楽賞受賞記念) ピアノ:上田晴子 2005年2月15日 大阪・いずみホール [演目] モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ホ長調K.380 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番 イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第五番 ト長調 ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調 ラヴェル:ツィガーヌ =アンコール= 山田耕作:からたちの花(作曲者自身の編曲による) クライスラー:ジプシーの女 フォーレ:こも... -
サラ・チャン & ECO
サラ・チャンとイギリス室内管弦楽団のコンサートを聴きに行った。最近注目していたヴァイオリニストの一人で、是非生で聴いてみたかった若手だ。若手、といっても、すでにキャリアは十分らしいが・・・オケがECOというのも、とっても期待していた点だ。 3歳でヴァイオリンを始めて4歳でコンチェルトを弾いた・・・なんていうキャリアを見ていると、「ほんまかいな?」という思いと「天才っているんだなぁ」というため息とが混じり合った不思議な気持ちになる。ヴェンゲーロフとかこういう人って、一体どこがど... -
邦楽器とチェンバロ
友人の作曲家が書いた新作のご披露、ということで、チェンバロが中心のコンサートを聴いた。チェンバロは、芸大の助教授をなさっているローラン・テシュネという方。曲は全てチェンバロと邦楽器の組み合わせで、七人の作曲家の新作ばかりという、ちょっと風変わりな演奏会。箏と三味線が田中奈央一さん、尺八が藤山道山さん、笙が宮田まゆみさん、という組み合わせ。面白いので、まずはプログラムから。 = プログラム =(全曲世界初演) 1)増本伎共子 : チェンバロと箏のための「綾」・・・チェンバロと... -
都島ストリングス演奏会
10月19日に、大阪で活動している都島ストリングスの演奏会に出演させていただいた。演奏会でソロを弾くのは20年振りで、実に貴重な経験をさせていただいた。都島ストリングスの皆さん、指揮者の坂本さんには、心よりお礼を申し上げたい。 曲が「ヴィヴァルディのイ短調の協奏曲」という、ヴァイオリン弾きなら必ず弾いたことがある曲だったこともあり、本番ではかなり緊張を強いられることになった。普通に弾いたら「何だ、こんなもんか」と思われるに決まっているから・・・ 出演の依頼を頂いてから、しばらく譜... -
05年度発表会
いよいよ発表会当日です。朝方に雨が落ちていましたが、午後にはやんで、助かりました。お天気が悪いと、何となく気分が晴れませんよね。 10時半に調律が終わると、すぐにリハの開始です。今回は弦オーケストラのバックでのコンチェルトが無いのですが、チェンバロを使うためにその調整などにも時間がかかります。多少余裕を持って時間を計算していて正解でした。生徒のリハには、一通り演奏した後で一言ずつコメントをする時間を取ることが出来ました。 時間ぎりぎりに飛び込んできた生徒もいましたが、総じてリ... -
鷲崎美和チェンバロリサイタル
今日は、珍しくチェンバロの演奏会を聴きに行きました。発表会でチェンバロをお願いすることになった鷲崎美和さんのリサイタル。鷲崎さんは、昨年までベルギーなどに留学していた、気鋭の新進チェンバリストです。場所は、中目黒駅近くのGTプラザホール。150人ほどのこぢんまりしたホールです。使用楽器は作られてから数年の日本人のもの。おそらくフレンチモデルだと思います。曲目は、 ジョス・プトミー(1687−1779) 『序曲—アンダンテ、ラ・ダンドリュー、アニエスのロンド』 ジョセフ・エクトール・フィ... -
音のイメージ
今日は、あるアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。モーツァルトとベートーヴェンのプログラムです。このオーケストラの演奏会は毎年のように聴いているのですが、自分がオーケストラのトレーナーをやっていると、視点もやや変わってきますね。このオーケストラに限らず、アマチュアオーケストラを聴きに行ったりエキストラで出演したりすると昔から感じていたことがあります。それは、弾けている割に演奏効果があがっていない、ということです。みなさん、とても達者に弾いています。難しいパッセ... -
秋の小さな発表会
春の発表会に出られない人が多く、秋にも演奏会をやる必要が生じたために、ことしから年に二回の発表会を行うことになりました。秋のシーズンまっただ中で、3年続けて春の発表会で使っているホールが取れず、私の地元の公共施設のホールで、比較的こぢんまりしたかたちで行うことになりました。当初出演を予定していた生徒が、やはり6人ほどでられなくなり、春とはうってかわって短め(それでも3時間半ですが・・)のコンサート。例によって、アズールと環SQも演奏しました。 「お客さん、いないだろうなぁ」と... -
91歳のチェロ奏者/青木十良リサイタル
1915年生まれの「現役」チェリスト、青木十良さんのリサイタルを聞いた。チェンバロの鷲崎美和さんとのデュエットで、バッハのガンバソナタ3曲というプログラム(19日/浜離宮朝日ホール)。 90歳を超えてまだ現役、しかも、リサイタルをやるということ自体で、驚異的なことだと思いますが、チェロにかける情熱が十分に伝わってくるステージで、感銘を受けました。もちろん、技術的な衰えは隠しようがありませんし、カウントも甘く、あちこちが短くなったり伸びたり、という「事故」はありました。この値段(5000... -
東京グリーン交響楽団定期演奏会
4日に、サントリーホールで、東京グリーン交響楽団の第15回定期演奏会がありました。栗田博文さん指揮で、シベリウス「レミンカイネンの帰郷」、ラヴェル「左手のための協奏曲」(ピアノ:東誠三さん)、ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番というプログラムでした。アンコールは、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」から「タイボルトの死」、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーボ」の二曲。難曲ぞろいで、どうなることかと心配なプログラムでしたが・・・サントリーホールは、8割の入りで、たく... -
老人施設での演奏会
ピアノのKEI先生が、以前から茨城県日立市にある老人施設で音楽療法の活動をやっているのですが、そこで、「特別コンサート」としてデュエットの演奏会を行いました。プログラムは、クライスラー/愛の喜び、ユーモレスク、チャルダーシュ、その他、歌ものなど 全体で1時間ほどのコンサートですが、途中の曲は、入所していたり、デイサービスで通っているおじいさん/おばあさんに歌を歌ってもらうという趣向。普段、ピアノの伴奏で歌を歌ってもらっているそうなので、まだ元気な方達は、比較的大きな声で歌って... -
東京グリーン交響楽団、グリーンコンサート
今日は、東京グリーン交響楽団のコンサートでした。毎年、この時期の演奏会は、「(株)みどり会」が主催している「グリーンコンサート」という、合唱、吹奏楽、そしてオーケストラという三団体の、合同演奏会です。 「みどり会」は、もともとは、三和銀行がメインバンクである企業グループの総称で、その中で、福利厚生を担当していたのが「(株)みどり会」です。現在は、福利厚生にとどまらず、人材派遣やCSR活動(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に力を入れています。グリーンコンサート... -
久しぶりの大学オーケストラの練習
今日は、アズールの後、大昔(苦笑)に在籍した大学オーケストラの練習を見に行きました。このオーケストラに生徒がいるので、本当はサマーコンサートを聴きにいきたかったのですが、ちょうど名古屋と大阪の仕事の日と重なってしまい、今日がGPだということで、見に行ったのです。20ウン年ぶりに、大学構内の練習場に足を踏み入れました。指揮者の三石先生は、70を超えてもますます意気盛んで、相変わらずの話し振り。腰を痛めしまわれたそうですが、いつまでもお元気で活躍していただきたいと思います。 練習が始... -
都響特別演奏会(サントリーホール)
実に久しぶりに、東京都交響楽団の演奏会を聞きにいきました。お目当ては、大野和士さんでしたが、庄司さやかさんがソロを弾くこともあり、これも多いに興味をもって行きました。プログラムは、ハイドンの「パリ」交響曲、ショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲第一番、「火の鳥」(1911年版、いわゆる「全曲版」)でした。 大野さんの演奏会、昔はほとんど聞いていたのですが、最近は忙しくなったので、ご無沙汰でした。最近はどの演奏会もよくお客さんが入っているようで、東京フィルハーモニー交響楽団の常... -
今年の演奏会終了/今年はとても大きな意味がある年でした
昨日、東京北社会保険病院で、「クリスマスコンサート」を行ないました。今年6回目になる病棟コンサートで、これで今年の演奏活動は終了です。あとは29(30?)にちまでのレッスンが残るだけです。今年は、私にとって転換点とも言うべき大きな変化があった年でした。CONSONO21とレクチャーコンサートという演奏活動を始めたことがその理由です。 私はいわば「レッスンプロ」として、指導することを中心に活動しています。幸いにしてたくさんの生徒に恵まれ、雑誌の連載などでもたくさんの方の支持をいただい... -
掲示板回答その2
掲示板からの転載です。第一回目のレクチャーコンサートについてです。 ================= > だんだん生徒ひとりでは、太刀打ちできなくなってきました(当然ですね)。 さて、助っ人が登場するかどうか(笑) >「彼らが生きた時代を突き抜けた勢い」、私にとっては「進化」というより、こちらの方がわかりやすい気がします。(よく‘早く生まれて来すぎた’的な言い方もされますが、それはそうである場合も、無い場合もある。モーツァルトもベートーヴェンも彼らの時代でも、ある種の売れっ子ですもの... -
第2回レクチャーコンサートを終えて
一昨日(10日)、第2回のレクチャーコンサートを行ないました。多くの方のご来場、ありがとうございました。今回は、バロックの音楽をチェンバロとモダンヴァイオリンで聞いていただくこと、バロック音楽をモダンヴァイオリンでどのように表現するか、ということをテーマにしたコンサートでした。 結果的に、自分自身の演奏には合格点は付けられません。もっと良い演奏ができたはずで、心残りです。原因ははっきりしていて、バロック音楽を表現する方法論に熱中して、基本的な練習が足りなかったことです。ほとん... -
春爛漫コンサート
恒例になった「春爛漫コンサート」。歌とピアノ、ヴァイオリンでのコンサートです。 会場の「かやの木」は、古い農家を使って、今は茶房をやっています。土間にピアノが置かれ、お客さんは10席ほどの椅子席とあとは40人ほどが畳に座って聞く、という風変わりなコンサートです。今年で4回目になり、毎回いらして下さる方もいて、チケットはすぐに完売。演奏曲は、昨年までのお客さんから「聴きたい曲」をアンケートをとった結果で構成されています。私が弾いたのは、ベートーヴェンの「ロマンスへ長調」、ヴィニ... -
発表会2009の感想
今年も発表会が無事終りました。この形の発表会もすっかり定着したようです。不思議なことに、コンチェルトやチェンバロの希望者の数が概ねこちらがわの意図通りに収まるようになりました。生徒が推し量ってくれているでしょうか(笑)。 今年は「有名な曲を室内楽に編曲して使うという」新しい試みも少し行なってみましたが、生徒さんにも聞いている人にも好評でした。これからもマンネリ化することがないように、私自身もあれこれと考えながら発表会を作って行こうと思っています。 ***** プログラ... -
コンチェルト発表会2009
当初のエントリーから脱落者が多く、結局とても出演者が少ない発表会になってしまったのは残念でしたが、参加者はみなさん、とても充実した時間を過ごせたのではないかと思います。 こうした発表会を定期的に行なうことには、多くの難しさがあります。準備期間が長い(会場をとるのにも1年前から)ために、予想がつかないことが起こってしまう可能性が高いからです。特に、昨今の経済事情の悪化は、私の生徒にも大きな影響を受けてしまった方が残念ながら少なくありません。 音楽は本来「プラスアルファ」のもの... -
ふれあいコンサート@守谷市
今日は、茨城県守谷市の高野公民館で「ふれあいコンサート」を行ってきました。地元の老人会が活動の拠点にしているところでのオープンなコンサートです。公民館のホールは、100席くらい作れるところですが、50人もはいればいいだろうという予想を覆して、60用意したプログラムが足りなくなる盛況でした。いつものボランティア・コンサートのように日本の歌曲をたくさん一緒に歌うというものではなく、弾いている時間が長く、最後は体力が怪しい状態でした。16日のコンサートはもっと大変なはずなので、体調管理を... -
東京グリーン交響楽団定期演奏会
昨日24日は、トレーナーをやらせていただいている東京グリーン交響楽団の第16回定期演奏会でした。(練馬文化センター/コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」より、モーツァルト:交響曲第40番、チャイコフスキー:交響曲第4番、アンコールはチャイコフスキーの「エフゲニ・オネーギン」から「ポロネーズ」。指揮は栗田博文さん。 グリーン交響楽団の演奏会は、いつもお客さんがたくさん入ります。㈱みどり会(旧三和銀行をメインバンクとする企業の福利厚生を請け負う企業横断的な会社。最近は、CSRに力を入れて... -
07年度発表会を終えて
年に一度の大きな発表会が終わりました。会場には、お会いしたことがない方がたくさんいらっしゃいました。出演者の関係者がほとんどだとは思いますが、ウェブを見て来場された方もいらっしゃるのではないでしょうか。どうもありがとうございました。大きな発表会は、今年で四年目になります。年々出演者も増え、賑やかになっていますが、生徒さんたちは皆さんそれぞれに努力して、とても収穫の多いステージになったのではないかと思っています。 実質5時間の演奏時間でしたが、これだけの規模の発表会を行うため... -
コンチェルトの発表会を終えて
昨日、初めての試みである、オーケストラとの協奏曲のみの発表会を行ないました。出演者は、アシスタントの先生を含めて8名。オーケストラは、2管編成で、トロンボーンとハープも入った本格的なものです。会場が、いわゆる「ホール」ではなく、東京交響楽団の昔の練習場(クラシックスペース100)で、ひな壇は組めるものの、客席とオケがフラットな場所です。経済的事情でこうなったのですが、聴いてくださった方から「臨場感があって面白かった」という思いがけない感想もいただきました。たしかに、近くで聴く... -
サン豊浦コンサート/鹿島児童館コンサート
今日は、日立市の二カ所で小さなコンサートのはしごをしてきました。午前中は特別養護老人ホームとディケア施設などが一緒になった老人施設で、午後はいわゆる学童保育を行なっている児童館でのコンサートです。チャールダシュやツィゴイネルワイゼン、モーツァルトのメヌエット、スーヴェニールなどのヴァイオリンのための曲と、午前中は日本の歌、午後は宮崎アニメなどを組み合せたプログラムです。午前中のお客さんは、恐らく平均年齢70以上、午後のお客さんは10歳未満です。その差はなんと還暦以上!! ... -
サン豊浦コンサート
10月30日、日立市川尻にある特別養護老人施設「サン豊浦」で、恒例となっているヴァイオリンとピアノのコンサートを行ないました。高台にあるこの施設はとても気持ちが良いところで、食堂と普段の生活スペースを兼ねたとても広いホールが演奏会の会場です。年に2回のコンサートですが、入所者やデイサービスを受けている方など、毎回100人ほどの方に聞いていただいています。プログラムは、ヴァイオリンの有名な曲と日本の歌で構成されていて、歌はみんなで歌う/演奏して歌う、という組み合わせになっています。... -
いずみシンフォニエッタ東京公演
大阪のいずみホールのレジデンシャル・オーケストラである、いずみシンフォニエッタの東京公演を聴きに、紀尾井ホールに足を運びました。コンサートマスターの小栗まち絵先生がお目当てですが、オーケストラ自体にも非常に興味があったので、楽しみにしていたコンサートです。初の東京公演ということで、残念ながら6分ほどの入りでしたが、演奏会自体は非常に面白いものでした。 曲目は、ヴォイチェフ・キラールの「オラワ(1986)」、マウリシオ・カーゲルの「フィナーレ(1981)、イベールの「室内管弦楽のため... -
ショパンコンクールガラコンサート もうひとつついでに こわーい話
チケットをいただいたので、アズールの練習後、表題のコンサートをサントリーホールで聴きました。オーケストラ、指揮者共に、ショパンコンクール本選のままです(オーケストラはワルシャワ・フィル)。非常に興味深いものでした。出演者は4位になった日本人二人と、優勝したポーランド人。2、3位ではなく4位の日本人だったのは、日本で行うコンサートだからでしょう。恐ろしく強気の値段(S:12000)なのに、ほぼいっぱいです。日本人はショパンが好きなんですね。曲は全員、ショパンの1番。 一人目の日本人... -
テツラフのコンサート@トッパンホール
久しぶりに、テツラフの来日コンサートを聴きました。実は、テツラフは最初に来日した時から注目していた演奏家で、今回も楽しみにしていたものです。ヤナーチェク、バルトーク、ヤナーチェク(ピアノソロ)、バルトーク、という「滅多にない」プログラムでしたが、チケットは完売し、熱心な聴衆で満員になりました。「うるさがた」の音楽評論家もちらほら。 私がテツラフのコンサートに興味があるのは、テツラフがさまざまな工夫や考え方を見せてくれるからです。過去数回のコンサートでも、ボウイング(スラーの... -
06年度発表会を終えて
昨日、発表会が終わりました。全体としては成功だったと思います。 今年は、いろいろなハプニングがありました。3月に私自身が不調になったのを始めとして、ピアノとの出演者だけが直前に減ってしまい、ピアニストが交代するというアクシデントがありました。また、楽器が壊れてしまった人も。にもかかわらず、出演した皆さんにとって、とても貴重な体験になったであろうと、満足しています。もちろん、緊張してリハより出来が悪かった方もいますが、それは、ある意味で当然のこと。こうした体験を続けていくこと... -
カザルスホールで
急に飛び込んできた話なのですが、カルテットでのお座敷がかかりました。シンポジウムの開会と休憩時での演奏です。平日なので、環SQそのものでは出演できず、ヴィオラとチェロを交代してモーツァルトを2曲(14番、19番)演奏しました。カザルスホールでの演奏ということで、ちょっぴり楽しみでした。 主婦の友社がカザルスホールを手放すとき、ホールがどうなるか、とても心配していた方も多いと思います。当初は取り壊すという話だったのですが、一応、器は残りました。アマチュア室内楽フェスティバルやヴィオ... -
ヒラリー・ハーン演奏会@トッパンホール
ヒラリー・ハーンの演奏会に行きました。トッパンホールのヴァイオリンシリーズです。二月に聞いたテツラフと同様、生徒がチケットを取ってくれました(thanks to Sさん)。人気沸騰のヴァイオリニストらしく、チケットがなかなかとれないそうです。全く聞いたことがなかったのですが、先入観なしに聞きました。 プログラムは、 イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタNo.1 エネスコ:ヴァイオリンソナタ第3番 = 休憩 = ミルシテイン:パガニーニアーナ モーツァルト:クラヴィーアとヴァイオリンの... -
春爛漫コンサート
友人のピアニスト、KEIさんが主催する小さなコンサートに出演しました。茨城県守谷市の一風変わった喫茶店(という雰囲気ではありませんが)、「かやの木」でのコンサートです。このお店、古い日本家屋で、喫茶店のスペース以外に土間と畳の広間があり、土間にピアノが置いてあって、お客さんは基本的にたたみに座る、という具合です。 コンサートは、ピアノソロ、連弾、歌と私のヴァイオリンというもの。私は、スプリングソナタ(第一楽章)と、ユーモレスク、スーベニール、チャールダッシュ、それに、余興でク... -
スプリングソナタ
4月2日に出演することになっている「春爛漫コンサート」(茨城県守谷市)の練習がありました。曲は、スプリングソナタ(一楽章)と「チャールダッシュ」「スーベニール」「ユーモレスク」です。ピアノは、KEIさん。どれも大変有名な曲ですが、結構難しい。特に、ピアノにとっては、私のようなわがままなヴァイオリンと一緒に演奏するのは大変です(苦笑)。 KEIさんには、以前「アンサンブルができない!」とかなりきつく言ったことがあるのですが、数年前とは別人のように、音楽の進行を「予測」できるようにな...
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