日記– category –
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まずはびっくりで幕開け・・・ちょっと楽しいお話と雑談
昨年9月の写真 屋台で混み合っている通りを歩いていると、突然、後ろから肩を叩かれました。振り返ると、にっこにこに笑っている男性と連れの女性(すっっっっごい鼻が高い美女。クレオパトラか、お前は、ってな感じの方でした)。「チャーーーオ、これはお前だよね!」と見せられた写真がこれ。 なんと、屋台村で「チンタセネーゼとポルチーニのハンバーガー」を注文した時に、「チェント・トレンタ・セーイ、チェント・トレンタ・セーイ・・・・・」とノリノリで発音指導してくれた若者でした。(その... -
クレモナでのお仕事
仕事の話を全然書いていないので(汗)簡単に。書けないこともたくさんありますが、「何やってるの」がわかる程度にご報告いたします。 前回、今回のクレモナ滞在は、9月に予定しているワークショップと小さなコンサートのための準備でした。これから詳細を詰めていくところですが、ワークショップは20日から22日、コンサートは25日に決定です。詳しい情報は、決まり次第サイトでお知らせいたします(サラサーテ誌でも告知いたします)。 イベントのための準備として、2月も今回も、クレモナの製作... -
スタジオライブ0621
【スタジオライブ20150621】 6月21日のライブの様子をお伝えしようと思います。 前半は、筒井さんのチェンバロとルクレールのソナタから始めました。ヴァイオリン(fiddle)の音楽は、16、7世紀にほぼその形が出来上がりました。民族音楽のfiddleとバロック時代のヴァイオリンにはさまざまな共通項があり、それを解説しながら、前半は進行しました。 1)ルクレール/ソナタ ルクレールを選んだのは、第4楽章の「タンバリン」を聴いていただきたかったからです。まさに、fiddleの音楽との接点... -
20150925イタリア1/ようやく実現したイタリア旅行
サラサーテ編集部から「イタリアに行かない?」と言われたのは、もう何年も前のことです。おかげさまで、サラサーテにはたくさんの記事を書かせていただいていますが、「柏木の視点でクレモナを見て欲しい」と、ありがたい提案を受けていました。なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、いろいろなことを考えて、思い切って来てしまいました。欧州は20年以上前に何度か来たことがありますが、イタリアは初めて。あれも見たい、これも試したい、と、事前の夢は膨らむばかり。しかし、やはり何と言っても、ヴ... -
イタリア旅行2 モンドムジカ・・・その1
イタリア二日目の朝は、一睡もできずに明けました。いつでも、どこでもすぐに寝られる人なのに、どうやら結構ひどい時差ぼけのようです。昔はまったくなかったのですが、適応力が衰えているのでしょうね。あれこれと調べ物をして、今日に備えました。でも、とっても元気です。 広大な敷地の中にある流通センターのような建物が「それ」です 今日は、クレモナで毎年行われている「モンドムジカ」を見るのがメインです。日本の「弦楽器フェア」と全く同じようなスタイルですが、目的も趣も少しばかり違いま... -
ヴァイオリン博物館とクレモナ市内の製作者たちの展示会
写真の整理が追いつかず、今回は写真抜きです。後から加えます。 楽器博物館正面。中は近代的で、とてもきれいです。 クレモナには、ヴァイオリン博物館があります。以前は「ストラディバリウス博物館」「バイオリン・コレクション」という二つの施設がヴァイオリン関係の展示をしていたそうですが、2012年に「バイオリン博物館」として統合されました。現在のヴァイオリン博物館がどうなっているかは、サラサーテ誌の特集を読んでください。ヴァイオリン博物館の情報はたくさんありますし、こちらに来たら日... -
クレモナで巡り合った理想の演奏@ヴァイオリン博物館
今回は、クレモナのヴァイオリン博物館にあるホールで聴いた、生涯忘れれないコンサートのお話です。 実は、このコンサート、全く聞く予定ではありませんでした。この日は、日本人のヴァイオリン製作者と「飲みに行く」予定だったからです。ところが、前日お会いした松下さん(改めてレポートしますが、クレモナで最も有名なヴァイオリン製作者のひとり)に「絶対に聴いた方がいい」と言われて聞くことにした、という経緯がありました。松下さんには、本当に感謝しています。 STRADIVARIfestival2015 Enrico D... -
クレモナの教会で音楽を知る!
クレモナではたくさんの工房を回って、製作者とじっくり話をすることができました。そんな中で、最も思い出に残ったことをご報告します。 クレモナで活躍している松下さんに「美味しい店に連れていく!」と言われて、ある日、泊まっているホテルの前で待ち合わせをしました(このレストランについては改めて)。その時に、若い日本人に声をかけられたのです。 「××の方ですか」「いいえ」 工房の外観です どうやら、この若い女性は××さんたちと偶然同じところで待ち合わせをしていたようです。知らない日本... -
クレモナ市中の様子
このあたりで、少し趣向を変えて、クレモナ市内の様子をご報告しましょう。 クレモナ市は、人口約8万の小都市です。古くからポー川の荷揚げ地(ポー川で荷揚げした物資をミラノに運ぶ)として栄えました。近世までのイタリアは、ひとつにまとまった国家ではなく、小さな都市国家や貴族(イタリアだけでなくスペインの貴族なども)が群雄割拠していました(イタリアの歴史はとても面白いので、他の資料などでご覧になっていただきたいと思います)が、クレモナもさまざまな貴族の庇護を受けつつ、独自の... -
地震
今日は名古屋の日でした。そのために、地震を知ったのは名古屋でです。17時前に偶然用事があり、東京に電話をしようとしたら「地震のため発信制限をしています」というアナウンス。ギョッとして家(都内)にかけてみたのですが、なかなかつながりません。状況が全くわからないために、不安がつのる一方です。ひょっとして、と思い、実家(多摩地区)にかけてみると、すんなりつながりました。状況を聞くと、どうやら重大な事態ではないらしいことがわかり、一安心。10分ほどして、自宅にも連絡がつきました。ほと... -
振り込め詐欺
今日もヴァイオリンとは関係ない話です。 午後早く、珍しく実家の母親から電話がかかってきました。かかってきたときは取れなかったのですが、なにやら緊急事態らしい。5分ほどしてコール・バックすると、どうやら変な電話があったらしいのです。 変な主「柏木さんのお宅ですか?」母親「はい。」 変「こちら、警視庁公安の××ですが、まきさんが痴漢をして現在取調べ中です・・」 母「は??」 変「通勤途中で、23歳のOLに痴漢行為をはたらいて・・」 母「本人を出していただけませんか?」 変「今、被害者の調書... -
原稿とSQ
昨日から名古屋、大阪と転戦して、午後に戻ってきてSQの練習。少々ハードですが、おかげで原稿がほぼ書きあがりました。あと2ページほどで終わるでしょう。計62ページ・・・ぜぃはぁ・・ カルテットは、今回から「ハープ」に。学生の頃からSQはよく弾いていたのですが、実はこの曲がほぼ完全に抜けていました。ラズモフスキーやセリオーソはちょこちょこと弾いていたのに、何故かこの曲だけほとんど弾いたことがなかったんですね。練習をしてみて、納得。第一楽章は弾けません(苦笑)。ほとんどコンチェルトを練... -
SQ練習日
今日は、さすがに午前中のレッスンを一つお休みしてしまいました。午後からはカルテットの練習です。練習中の「セリオーソ」、短い曲ですが、さまざまな技法が凝らされていて、とても奥が深い名曲です。時間が短いので、短期間にある程度仕上がるかと考えていたのですが、とんでもない! 毎回、新たな問題が見つかります。さて、どうしたものか? 大三元さんから、また「祭り」の新曲をいただきました。この調子だと、すぐに「大三元の祭り曲集」が出来そうです。 -
帰りの新幹線が止まって
今日も音楽の話とは直接関係ない話がメインです。名古屋のレッスンの日だったのですが、帰りの新幹線が止まって、名古屋駅で立ち往生。久しぶりに、特急券代の払い戻しを受けました(もっとも、タクシー代と飲み代で赤字ですが・・)そのときのことです。 運転が再開されてもすぐに乗れそうになかったので、大名古屋ビル裏手のバーに。ヴァイオリンの生演奏をやっていたので、引き込まれてしまったのです。面白いヴァイオリニストとヴォーカリストにお会いして、楽しい話ができました。またお会いできると楽しそ... -
SQ練習日
今日は、珍しく平日の夜にカルテットの練習がありました。私が土日が全くダメなために、忙しい諸氏に無理を言ったのです。今日の題目は、ベートーヴェンの「セリオーソ」と、大山さんの新曲「祭り」の第2番、第3番と、発表会で試演した新曲。先日作ったCDが予想以上に好評で、大山さんの作曲意欲にも火がついた感じです(笑)。祭りの第三番は、カルテットというよりオーケストラのイメージがします。「いっそうのこと、12曲作って全集にしよう」という話で、反省会が盛り上がりました。 ヴィオラ氏が、発表会の... -
弾くこと
グリーンの演奏会で、自分の重大な欠点を認識させられたので、少し「自分が弾く」ことを丁寧にやってみようと思い始めました。一週間考えた結論です。 今日は名古屋でのレッスンだったのですが、名古屋のレッスンは皆さんが最後に揃う形になるので、毎回10分ほど、私が必ず何かを弾かせていただくことにしました。私にとっては、二週間に一度の本番をやる意識で練習する、という課題になります。レッスンに来ているのに、私のために時間を使うのは心苦しいのですが、皆さんも了解していただけたので、とりあえず、... -
暴力の連鎖を断ち切れ
「音楽日誌」として、音楽以外のコンテンツを削除したのですが、ロンドンでのテロをまのあたりにして、どうしても書いておきたいと思います。 ================ ニューヨークでのテロは、実は他人事ではありませんでした。その年の9月から、ニューヨークに移り住む可能性があったからです。もし移住を決意していれば、まさにあの時間に連れ合いが貿易センタービルの地下駅を利用するはずでした。その年の7月にニューヨークを訪れたときに、貿易センタービルに登ろうかとも思ったのですが、また来ることがあるだ... -
足の痛み
レッスンをお休みして、病院に行ってきました。家の近くには、大学病院などの大きな病院がたくさんありますが、どこも非常に混雑していて、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが・・結果は、あまりありがたいものではありませんでした。どうやら、足の痛いところには、骨の余計な突起があるようで、それが痛みの原因だそうです。足の筋力が落ちたことが遠因ではないか、ということでした。直接的に治療する方法はないそうで、痛み止めを飲みながら足の状態を良くする方法を探るしか手はなさそうです。普段の運... -
今年の風邪
調子の悪い話ばかりなんですが・・久しぶりに風邪をひきました。のどや鼻にくる風邪で、結構しんどい状態でした。周りにも何人か風邪を引いて長引いている人がいます。みなさんも気をつけてくださいね。 -
タイガース優勝
やったぁ! タイガースが「また」優勝しました。 小さな頃から何故か阪神ファン。生まれは大阪なのですが、1歳半から東京近郊で育ったので、まわりはみんな巨人ファンだったのですが・・・天の邪鬼な性格なんでしょうね(笑) 85年は大騒ぎをしました。優勝が決まった神宮も、日本一の西武球場も、もちろん行きました。中学生の時に悔しい思いをして以来、待ちに待った優勝だったので、思い切り騒いだ(といっても、飲んだだけですが)記憶があります。一昨年の前回は、優勝決定の前日が名古屋で仕事(なんと、... -
ヴェンゲーロフのこと
数日前、ヴェンゲーロフのテレビ番組がありました。ヴェンゲーロフといえば、幼少の頃から「天才ヴァイオリニスト」として名高く、小学生の年代でワックスマンのカルメンファンタジーを録音しちゃう、という強者。私もずっと注目していたんです。 番組では、バッハのシャコンヌとブラームスの3番のソナタをやっていました。番組を見て、はっきりいってショックを受けてしまいました。 バッハは、バロックボウイングでの演奏。恐らく、楽器にもガット弦が張ってあったのでしょう、見る見るうちに音程が狂ってくる... -
グリーンの練習風景
今日は、ゲストコンサートマスターをやっている東京グリーン交響楽団の練習日。指揮者は今回このオーケストラには初登場の栗田博文先生。 栗田先生の練習は、非常にわかりやすいもので、アマチュアオーケストラにはとても向いているのではないかと思います。音楽や楽曲に対する想いもストレートに表現される方で、ご自身がお好きだとおっしゃっているオペラや歌の音楽への投影、言葉との関係など、こだわっていらっしゃることもとてもよくわかります。トレーナーとしては、とてもやりやすい指揮者の先生だと感じま... -
「やさしい弦楽四重奏」曲集のレコーディング
今日は一日がかりで、大山さんの「やさしい弦楽四重奏」曲集のレコーディング。定期的に練習しているカルテットで、初「本番」です。収録した場所は、三鷹の芸術文化センター内の「風のホール」。定員625のこぢんまりとしたホールですが、音響の質はやわらかく、残響が十分にある、とても素敵なホールです。録音をしてくださったのは、NAMIレコードの満川さん。お膳立ては一流です(苦笑) たくさんの曲を一度に録音するのはとても大変なことで、最初はどうなることかと思いました。私以外は普段からたくさん楽... -
名古屋でのレッスンは公開レッスンのよう
月二回の名古屋のレッスン日。名古屋の生徒さんたちは非常に熱心で、ほとんどの人たちが他の人のレッスンもずっと見学しています。毎回、内輪の公開レッスンのような状態。他の人のレッスンを見学することはとても勉強になると同時に、教える方としても皆さんに一度に説明できることも多く、とても効率の良いレッスンにすることができます。それだけではなくもう一点、体の状態をその場で比較できるという大きな利点があるのです。 今回もいくつかのことで皆さんの体の使い方を比較することができました。肘から先... -
歳のとりかた
夜のレッスンは、近くの施設やスタジオを使わせていただくことが多いのですが、施設の多くは、シルバー人材センターから派遣された高齢者が管理・運営をしています。ある施設でいつも親しくさせていただいているとってもチャーミングな女性が「定年なんですよ」と教えてくださいました。シルバー人材センターの定年って????とはてなマークの私たちに、「80になるんですよ」と教えてくれました。私も生徒もびっくり。どう見ても70より上には思えないんです。帰り道、「あんな風に歳がとれたらいいなぁ」と言... -
やさしい弦楽四重奏のCDの試作品
先日録音した大山さんのカルテットの試作品が上がってきました。まだ完全なものではないのですが、結構どきどきして聞いてみました。 出来は・・良いものもあり、いまいちのものもあり・・ですが、本格的にカルテットを録音したのは初めてなので、やはり何となく嬉しいものですね。 私以外のアマチュア3人は大善戦だと思います。やはり目立つのはファーストのアラですね。ちょっとした音程の違い、音形の不ぞろいが、録音だとバレバレです。短い曲ですが、通して無傷で演奏することの難しさを痛感しました。 とは... -
フラメンコの輝き
昨日、フラメンコショー付きのディナーというものに出かけました。実はこういう携帯の「ショー付きのディナー」というのは、初めての経験です。カード会社の「特別企画」で、通常価格ディナー8000円+ショーチャージ3000円のところ、全部で4000円という、「ほんとかい」というような値段だったので、いってみる気になったのでした。料理は・・・「これで8000円だったらちゃぶ台ひっくり返す」ようなものでしたが、ここは食のページじゃないから、それには触れません(^ ^;;まぁ、特別価格ですから、特別料理なんで... -
歴史に立ち会う幸せ
朝、新聞を見たら、ピアニストのペルルミューテルの訃報が載っていた。98歳だったそうだ。 ペルルミューテルを、私は一度だけ聴いたことがある。もう30年近く前になるが、N響の定期演奏会に登場し、ラヴェルの左手のための協奏曲を弾いた時である。演奏は素晴らしいもので、「ラヴェルの直弟子」という紹介と共に、はっきりと記憶に残っている。あの時すでに70前後だったんですねぇ・・・ たった一度ではあるが、ペルルミューテルの演奏を聴くことができたのはとても幸運な事だったと思う。ラヴェルという大きな... -
玉木さんとの出会い
先日、ストリング誌の企画として、純正律研究所の玉木さんとお会いした。大変興味深い一日で、たくさんのことを考えさせられた。「対談」と称する記事になるのだろうが、もちろん大方私の方が聞き役。玉木氏が長年に渡って研究されてきた成果を教えていただく、というのが本当のところだ。 実は、玉木さんのウェブサイトは以前から知っていた。僕自身、音律のことに興味があったこともあって、あれこれと検索していたらひっかかったのだ。内容を読んでかなりのけぞったものもあるが、いろいろと勉強させられたこと... -
カルテットの練習
大山さんの曲を録音したあと、初めてのカルテットの練習です。発表会では「死と乙女」を演奏する予定なのですが、難曲である上に恐ろしく長いときている。集中力がどのくらい持つかの勝負です(苦笑)。 録音をさせていただいたことは、非常によい経験になりました。録音した結果を聴くと、自分たちが弾いた状態がどのようなものかがはっきりわかるからです。その結果、このカルテットに足りないもの、できるであろうことも予測がつくようになりました。また、長時間の録音を経て、アンサンブルの密度が上がったよ... -
SQの練習日
なかなか練習が取れない環カルテットですが、今日はまたドタバタがありました。練習会場が取れず、行きつけの「器やさん兼飲み屋さん」をお借りして練習です。打ちっぱなしのコンクリートが露出しているものの、店の形が複雑で、木のもの(机や台など)や大きな壷がたくさんあり、想像以上に音が良かったので驚きました。レッスンの後などに時々飲みに行っているところなのですが、とても助かりました。音が良いので小さなコンサートでもできないか、とも思ったのですが、ちょっと狭いかな。 練習は、どうも思惑通... -
やさしい弦楽四重奏のCDができあがりました
CDが出来上がりました。出来上がってみると嬉しいものですね。しかし・・ゆっくり聴く暇はなさそうです(涙)。 ============= 『大三元の子守歌』CD 大山元 作曲 弦楽四重奏小品集 -
SQ練習日
カルテットの練習日です。なかなか練習する時間が取れないのですが、なんとか月一回は、と思っています。今回の課題は「セリオーソ」。短い曲ですが、さまざまな要素が含まれている、難曲です。2,3回で形にしたいと思っています。 練習の後、駒込界隈の行きつけの店で反省会。そこへ、ジャズのセッション帰りというみなさんがやってきました。国籍不明(失礼!)の集団で、楽しそうに宴会をしていました。そのうち合流してしまい、訳のわからない飲み会になってしまいました(苦笑)。久しぶりに酔っ払ってヴァ... -
CDの完成祝い
めっきり暖かくなりました。午前中、レッスン場所に向かう時から少々汗ばんでしまうような気温です。近くの六義園の枝垂桜も、ようやく見頃を迎えたようです。実は、3月22日からずっと「ライトアップ」をしていたのですが、二度も延長して、完全に読みが外れた形になりました。確か去年の紅葉も大外しで、ライトアップの期間がずいぶん伸びたように覚えています。この手の予想は難しいものですね。 今日は、大山さんの曲のCDの完成祝いでした。装丁をしてみると、「本物のような」感じになりました。もちろん、大... -
帯状疱疹!
水曜日の夜、親指の付け根から肩にかけて傷みを感じ、「これは何か悪いことをしたかな?」と思っていたら、木曜日になって、左顔面や頸部に発疹が・・傷みは左腕全体と首に広がり、発熱も。「ひょっとして」と病院に駆け込んだら、案の定、帯状疱疹と診断されました。なんと、15年ぶり二度目のことです。(二度やるのは珍しいらしい) 今年は、春の発表会の前にも具合が悪くなり、3月中にかなり迷惑をかけまくったのですが、またまた直前にダウン。どうしてこうなんでしょうねぇ・・このままだととてもまともに弾... -
2007年を迎えて
21世紀になって、7回目の年が明けました。今年はどんな年になるのでしょうか。みなさんにとって、今年が思い出に残る良い年になりますように。 私にとって2006年は、とてもめまぐるしくもあり、いろいろと得るものも多い年でした。おかげさまで、多くの生徒さんにも恵まれ、充実した一年だったと思います。今年は、さらにみなさんにとって役に立つ教えてとなれるように、精進したいと思います。 今年の最初の問題は、アシスタントのことです。現在、二人のアシスタントの先生にお手伝いしていただいているので... -
久しぶりの大学オーケストラの練習
今日は、アズールの後、大昔(苦笑)に在籍した大学オーケストラの練習を見に行きました。このオーケストラに生徒がいるので、本当はサマーコンサートを聴きにいきたかったのですが、ちょうど名古屋と大阪の仕事の日と重なってしまい、今日がGPだということで、見に行ったのです。20ウン年ぶりに、大学構内の練習場に足を踏み入れました。指揮者の三石先生は、70を超えてもますます意気盛んで、相変わらずの話し振り。腰を痛めしまわれたそうですが、いつまでもお元気で活躍していただきたいと思います。 練習が始... -
演奏会に向けた初練習・・ですが・・
今月26日に、ピアノのKEI先生とお弟子さんで教えている方やプロになった人による演奏会が、常陸多賀にできた新しいホールであります。KEI先生とはもう長いおつきあいで、私も出演させていただくことになりました。曲は、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」の三曲です。ところが・・ 練習する時間がない!!!! 普通、初合わせから、私の方がガンガン文句をつけるのですが(苦笑)、今回はそれどころではありません。ひ、ひ、弾けない(汗)。それほど困難な曲ではないのですが、チャイコフスキーらし... -
ついている?ついてない?
24日の土曜日は、名古屋でのレッスンでしたが、帰りに新幹線のトラブルに巻き込まれてしまいました。22時02分、名古屋駅発ののぞみに乗ったのですが、すぐに「三河安城駅で臨時停車」というアナウンス。三河安城駅に3時間、その後豊橋で30分ほど止まって、結局5時間近く遅れて、04時30分すぎにようやく東京駅に到着。実は、22時09分発の指定券を持っていたのですが、少しでも早く帰りたかったので、空いていた自由席に滑り込んだのです。もし、指定券通りで帰ろうと思えば、名古屋駅でトラブルがわかって、ホテ... -
今年の演奏会終了/今年はとても大きな意味がある年でした
昨日、東京北社会保険病院で、「クリスマスコンサート」を行ないました。今年6回目になる病棟コンサートで、これで今年の演奏活動は終了です。あとは29(30?)にちまでのレッスンが残るだけです。今年は、私にとって転換点とも言うべき大きな変化があった年でした。CONSONO21とレクチャーコンサートという演奏活動を始めたことがその理由です。 私はいわば「レッスンプロ」として、指導することを中心に活動しています。幸いにしてたくさんの生徒に恵まれ、雑誌の連載などでもたくさんの方の支持をいただい... -
近況など
久しぶりの日記です。7月のコンサート以来、忙しさに加えてトラブルなどにも見舞われ、更新している余裕がありませんでした。少し上向きになってきたので、更新を再開します。 7月のコンサートは、内容的にも運営的にも反省点の多いものになりました。演奏自体で聞かせられることが以下に大変かということを、出演者は皆、痛感したと思います。今後も続けていくつもりですが、いろいろと考えを巡らせて、さらに良いものにしていきたいと思っています。ご来場くださった方々には、深く御礼を申し上げるとともに、... -
年内最後のカルテット
今日は若干ハードスケジュール。午前中は守谷でアンサンブルの練習があり、午後は都内に戻ってカルテットの練習でした。その後は、お約束の忘年会。二日続きです。しかも、カルテットの面々は、昨日も一緒に飲んでる(苦笑)。さすがに、早々に退散しました。 現在の課題は、「我が生涯」。予想以上にハードな曲で、チェロ以外は苦闘中です。2回ではまとまらなかったので、年明けにもう一度やることになりました。次の曲は・・・グリーグとシベリウスになりそうです。なかなか面白い曲ですよ。 -
寒波
今日は、朝6時代の新幹線で大阪に。雪でどんなになるか心配だったのですが、案の定80分近くの遅れ。浜松あたりから京都まで徐行です。 ここのところ、非常に寒い日が続いています(まだしばらく続きそうです)。今年は、夏が異常に暑く、なかなか気温が下がらないままに、突然冬に突入した感じですね。春と秋が年々短くなって、良い季節がなくなっているように感じるのは私だけでしょうか。これまでの人間の活動のつけなのでしょうが、地球がおかしくなっているのは、もう隠しようのない状態になってきたようです... -
仕事始め
あけましておめでとうございます。昨年同様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 年末年始は、家の大掃除と大改造に明け暮れていました。現在レッスンをしている部屋は「食堂」なのですが、あまりよい環境とは言えません。物置と化していた部屋を片付けて、そこでレッスンができるようにという作業でした。久しぶりの力仕事で、少々グロッキー気味(苦笑)。 昨年もいろいろなことがありましたが、自分としては「自分のための」時間を少し取れたことが成果でした。それまで、公開講座や連載など、その向けの... -
今年もあと一月
いよいよ今年もあとひと月になりました。いろいろなことがあった年ですが、とても幸せな一年だったと思います。仕事にも恵まれて、自分がやりたいこと、方向性が見えてきた年でもありました。体調がすぐれないことだけが気になりますが、検査の結果も問題ないので、気をつけて生活をすれば、良くなるでしょう。あさってはグリーンの演奏会です。悔いのないように頑張りたいと思います。 -
もうひとつ、こわーいお話
先週、ある方から「的矢の牡蠣」を送っていただきました。牡蠣は大好物。さっそく40個の殻を開け、酢ガキ、カクテル、カキフライ、焼きガキと牡蠣三昧。翌朝は、牡蠣ご飯。どれもとても美味しく、幸せな一日を過ごしました。ところが・・・・「おおあたりぃ!!!」 翌日の深夜から、どうも大変な騒ぎになりました。 牡蠣が「あたる」のは、「ノロウイルス」という細菌の仕業です。発症するのは概ね24時間から48時間後。アレルギーと異なるのは、すぐに症状が出ないことです。そして、発熱と消化器系のトラブルが... -
全開宣言
三月以来、久しぶりに長い間調子が悪かったのですが、今週に入って完全に復活しました。発表会を控えた三月にダウンしてしまい、生徒やまわりの方々にたくさんのご迷惑をおかけしました。こんな形ですが、お詫びを申し上げます。 あと二週間を切った発表会ですが、ぎりぎりまで最大限の努力をするつもりです。生徒さんたちは、レッスンがドタキャンになったりしてもめげずに一生懸命練習してくれているので心配はしていないのですが、私自身の演奏は・・・ 今年は、例年に増して、練習する時間がありません。負担... -
珍しく、不調です
ここ2週間ほど、どうしようもなく不調です。原因はいくつかあるのですが、レッスンもたくさんドタキャンしてしまいました。サイトのリニューアルをしようとも思っていたのですが、何も手に付かない状態。コンサートも近いのに、やや愚痴気味です。 来週からは、なんとか復活したいと思っています -
お年寄りに優しい(??)区政
私が住んでいる区では、この4月、5月から、区民が利用する施設の運営方法が変更になります。また、施設自体も統廃合されます。お題目は、「高齢化社会を迎えての、効率の良い福祉的運営」だそう。そのために何がされるかというと、老人施設の廃止、サービスの「効率化」と、シルバー人材センターの区の施設の運営からの「閉め出し」です。ご自身は老後に何の心配もないであろう心優しい我が区長さんは、「行政に頼らずとも生きていけるために、老人はもっと自立しなさい」と、これらの施策を決めたのでしょう。 ...
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