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オリンピックとそれにからむ政治についてのあれこれ
オリンピックが「無事」閉幕しました。私自身はまさかこの状況下で本当にオリンピックをやるとは思っていなかったので衝撃なのですが、オリンピックについてあれこれと考えさせられた日々だったことも確かです。感染者が爆発し始めた7月最終週になっても、テレビはオリンピックのオンパレード。相変わらずの「御涙頂戴」の大安売りです。長い間精進し続けた全てのアスリートには最大限の敬意を払いたいと思いますが、それにしても日本および日本国民の情けなさを露呈し続けた日々だったように思います。 (1)... -
新型コロナで思ったこと・・・その1
(1)私の状況から 緊急事態宣言が4月7日に発出されてから20日が経ちました。61年の人生で感染症によるこれほどの事態は初めてのことです。みなさんの生活にも大きな影響が出ていると思いますが、思うことがあっていくつかのことを書いてみようと思います。ブログを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、私は東京の駒込で音楽スタジオを経営しています。経営しているといっても会社組織ではなくあくまで個人事業主です。主にレッスンを行うと同時に、各種の講習会、アンサンブルのレッスン、そし... -
トランプ氏の当選で思うこと・・・憎悪が増幅される時代への恐れ
アメリカ人以外の大方の予想(と期待)を裏切って、トランプ氏がアメリカの大統領に当選しました。トランプ氏が選挙のために吠えたことは、実現するわけがないこと(例えば、メキシコとの国境に壁を作ってメキシコに費用を負担させる、など)も少なくありませんが、国際的には確実に変化が起こるでしょう。 決定的なのは、「アメリカの国益」と捉え方が、これまでの共和党主流派とは全く異なることです。経済では、アメリカの「狭義の」利益が優先されるでしょうし、国際情勢では、欧州とアジアでのアメリカのプ... -
ワークショップ本番(9月20、21、22日)
初日のレポートはすでに書きましたが、3日間のワークショップを通じて、実際にやったことや反応などを報告したいと思います。やや長いのですが、ご容赦ください。 初日は、まず、このワークショップを通して理解を共有したいことを説明しました。かなり厳しい表現も使いましたが、製作者の皆さんは真剣に話を聞いてくださいました。ポイントは、 ・クレモナの楽器の多くが魅力的なものではない・その理由の大きなもののひとつがセットアップがきちんとなされてい... -
生徒の立場に立って指導することの難しさ
最近、藝大や沖縄県藝でアレクサンダーテクニークを指導しているホルン奏者のブログを拝見した。書かれていることはとてもわかりやすく、「よい先生になるためには」という視点で「音大生よ、早いうちから指導しなさい」ということが書かれている。しごく真っ当な意見のように見えるのだが、気持ち悪さがぬぐえない。それは、「教わる立場」のことが忘れ去られているとしか思えないからだ。参考ブログ「バジル先生のココロとカラダの相談室」 内容はブログを読んでいただきたいのだが、かいつまんで言えば、「... -
チューニング(ペグを回すこと)は握力じゃありません
レッスンやアンサンブルで「ペグが回りません」「ペグが止まりません」というSOSはとても多いものです。ペグが回しにくかったり安定しなかったりする原因は、ペグとネックの材質に違いがあり水分に対する膨張率が違うために起こることが多いので、冬の乾燥期には止まりにくく、湿度が高い時には回りにくくなります。もちろん、ペグをきちんと調整することも大切です。しかし・・・動くし止まるんですよね、私がやってみると。 昨日の生徒も「しょっちゅう落ちるし止まらないんです」と涙目。合わせてあげて「僕... -
最近の状況
久しぶりの更新です。昨年11月にパソコンの調子が悪くなり(画面にメールの作成画面がチラついて通常の作業に支障がある状態)、仕事が全く捗らない状態が続きました。クリーンインストールをしたり他のマシンで試してみたりしたのですが、全く改善しませんでした。2月の末になってようやく原因がわかったのですが、私の作業で特別に起こるバグである、とアップルの開発チームから報告されました。細かくは説明しませんが、マシンを変えても私の作業環境を作るとどうしても起こることだったのです。その間アップ... -
久しぶりの講習会(「音程の間違いは何故起こるのか」)
昨14日、約3年ぶりに音楽理論講座を行いました。参加者は15名。題して「音程の間違えは何故起こるのか」 音程の仕組みや音律の話などは、事前にお配りした2冊の資料を読んで来ていただく、ということで、できるだけ実践に即した講座を心がけました。 そもそも音程を間違えるとはどのようなことか。「イメージはあるけど指がいかない」ということは、音程を間違える主因ではない。そして、音程を間違えたことに気づかないことが多いのは何故か、などを、理解していただくのが目的。数人の生徒に実際に楽器を... -
手首が改善しました
昨年の10月のエントリーで、成長期からゲームをやりすぎて手首が曲がったままになった30代の男性の話を書きました。とても真面目にトレーニングを続け、日常生活でも十分に注意を払って生活するようになり(もちろんヴァイオリンを弾くときにも)、ようやく改善のめどが立ちました。 昨年10月の状態 彼は、長いゲーム生活とデスクワークで、手首が曲がっただけでなく、姿勢もとても悪く、首が完全に前に落ちている状態でした。もともと背が高く首も長いので、かなりの負担だったようです。背中が丸く、首が...
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