楽器屋・譜面屋– category –
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弦楽器フェア2011
恒例になった「弦楽器フェアツアー」に行ってきました。 私のレッスンの最大の方針は「楽器をきちんと鳴らすこと」です。どんなベテラン(や音大生)でも、最初に要求されるのは「開放弦をきちんと鳴らすこと」です。これがなかなか難しいのですが、結果として、始めて数年のレイトスターターでも、私の生徒は、音はいっぱしです(笑)。 その結果として、楽器に対する不満が「表面化」するのが早いのです。 私は、最近の新作楽器の多くに、実は大いなる不満を抱えています。最大の理由は「プレス耐... -
弦楽器フェア2010
今年も弦楽器フェアを見に行きました。日程的に無理だと思っていたのですが、日立でのコンサートの後に特急に飛び乗ることができ、なんとか時間がとれました。去年はたくさんの生徒を引き連れて大名行列のようになってしまったのですが(苦笑)ことしはいたってシンプルに。 弦楽器フェアを見に行く目的は、注目している日本人の作家の楽器がどのように変化しているかを知ることと、楽器商や海外の制作者のブースを見て回ることです。毎年のウォッチしていると、変化があったり新しい発見があったりして楽しいもの... -
オーダーメードの肩当て
今年の3月ごろからお話をしていた、オーダーメードの肩当ての試作品が出来上がりました。オーダーした人に合わせる方法は独創的で、出来上がりも面白そうです。しかし、制作者の方の意識が、人の体型に合わせることが中心で、持ち方についてのイメージがいくつか足りない状態でした。出来上がった試作品とその製作用の型取りに、いくつかのアイデアを交換して、改良していただくことになりました。肩当てに悩んでいる人は多いと思いますが、私のイメージするようなものができれば、かなり多くの人にとって良いも... -
弦楽器フェア
二年ぶりに、弦楽器フェアに行きました。いくつか興味のある物があったことと、何人かの方にお会いしたかったこと、楽器を探している生徒さんたちのためのデータを集めること、が目的です。金曜日ということもあり、比較的すいていて、思う存分試奏することができました。のべ80台以上(苦笑)。 二年前はあまり面白くなかったイメージが強かったのですが、今年はいくつか収穫がありました。何人かの作家の楽器に興味を持ったことが一つ、価格帯のイメージがかなりはっきりついたことを確認できたことが一つです。... -
弦楽器フェアで
2003年の弦楽器フェアにでかけた。去年は行き損なっていたので、二年ぶりである。最終日ということもあってとても混雑していた。楽器をあれこれ見られる楽しみと新作の傾向を見たかったこと、それに今回は雑誌「サラサーテ」のブースがあるということで、半ば遊び、半ば仕事という意識だった。 会員の作品は、ほとんど全部弾いてみたのだが、今年は何故か「これいいなぁ」というものになかなか巡り会わない。出品されている作品の質の問題なのか、僕の要求が厳しくなったためなのかはわからないが・・・ そんな中... -
ある楽器屋さん
先日、友人から泣きそうな声で電話があった。車の中に楽器を放置してしまったのだという。生憎の連休中で、普段お世話になっている楽器屋とは連絡がつかない。症状を聞いてみると重大事故ではないようなのだが、何分とんでもない高温の中に楽器を置いてしまったので、すぐにチェックをしてもらいたいという。残念ながら僕の知っている楽器屋もすべて日祝日はお休みなので、あれこれ電話してある有名な楽器屋さんに連絡を取ってもらった。楽器のメンテナンスなどについての本も書かれている名の売れた方だ。 この方... -
今日は譜面あさりに
日中少し時間があったので、池袋のヤマハ、アカデミアと、楽譜あさりに行きました。必要なものがいくつかあったのですが、それはすぐに選び、あとは片端から見ていきます。楽譜を見に行くのも楽しいものです。 私は「曲知らず」で、オーソドックスな曲以外で知識があるといえるものは、ヴァイオリンやカルテット、オーケストラの曲などに限られます。以前ニフティのフォーラムにいたころ、ヘビーリスナーの方たちの知識には圧倒されたものです。今日は訳あってピアノトリオの楽譜を中心に見たのですが、最近は昔と... -
杉藤楽弓社を訪問
名古屋でレッスンの後、杉藤楽弓社にお邪魔しました。サラサーテに掲載された私の記事を読まれた杉藤さんからご招待をいただいて、「新しいコンセプトの弓」などを試奏させていただきにお伺いすることになったのです。 実は、杉藤さんの弓にはあまりよいイメージがありませんでした。数年に一度くらいの間隔で、他の人が使っている杉藤さんの弓には出会ってきたのですが、あまりピンとくるイメージがなかったのです。その最大の理由は、重量耐性の不足と芯の弱さでした。前者は音を出すことそのものに問題を生じ、... -
今日も楽器屋へ
今日も違う楽器屋さんに行きました。グリーンの練習後、友人のチェロの試奏にお付き合いです。しかし・・・チェロは高い!!! 例えば、イタリアンの新作ヴァイオリンは100万前後から400万くらいまでさまざまな選択肢があります。これでも私は高すぎると思うのですが、本当に有名な作家のものでなければ、モダンの100年未満の楽器が4〜500万で手に入ることも少なくありません。しかし・・チェロはほとんど「倍」の世界です。新作とモダンを数台試奏して、出るのはタメイキ・・楽器屋さんに行くのが好きなので、普... -
楽器屋で弾き比べ
アズールの練習後、買い替え予定の生徒の楽器を見に、ある楽器屋さんに出かけました。楽器屋さんとの付き合い方が難しいことは、サラサーテなどにも書かせていただきましたが、そこは私が信頼しているところの一つです。 前回の日記にも書きましたが、私は楽器屋であれこれと弾き比べをするのが大好きで、何かチャンスがあるたびに出かけています。楽器屋さんによって対応、出されてくる楽器・弓、値段なども全く異なり、いろいろなことがわかります。最近は、100万以上の楽器を探していると、ほとんどが新しいイ... -
オーダーメイド肩当て
今日は、レッスンの後、名古屋のある楽器屋さんのところにお邪魔しました。目的は、「オーダーメイドの顎当てと肩当て」です。肩当てや顎当てについてはずっと不満を持っていました。きちんとフィットする小物を、それほど高価なものでなくできないか、と考えていました。名古屋のある生徒が「肩当てのオーダーメイドを考えている職人さんがいる」と紹介してくれたのです。小一時間ほどお話をして、私がイメージしているものを伝えました。先方もいろいろとアイデアを持っていて、実りあるお話ができました。試作... -
弓の試奏
レッスン後、名古屋駅近くに新しくオープンする弦楽器屋にお邪魔しました。直接的には生徒の弓探しだったのですが、お持ちの弓をいろいろと見せていただきました。結構たくさんあり、なかなか楽しめました。 私は、楽器屋さんで楽器や弓の弾き比べをすることが、実は大好きです。当たり前のことですが、どんな価格帯であっても楽器や弓は一つずつ違うもので、いつもオドロキがあります。今日も、計30本くらいの弓を試奏させていただいて、いろいろと発見がありました。またお邪魔させていただこうと思っています。 -
一からスタートする新入生
今日は、一からスタートする生徒さんの楽器を見に、都内の楽器屋に行きました。お目当ての楽器はあったのですが、そこでまたまたお買い得の楽器を発見! ドイツの有名メーカーの企画品なのですが、これも15万ほどの定価でとてもヴァイオリンらしいものです。サラサーテの記事を書くための取材をして以来、導入用の楽器の目利きがかなり変わったかもしれません。一度のたくさんの種類を比べてみることは、やはりとても効率よく学べます。 新しく始められる生徒さんを教えるときは、とてもわくわくするものです。生... -
弦楽器フェア06
連休中に行われた、毎年恒例の弦楽器フェアに、少しだけ(2時間ほど)行くことができました。制作者協会の会員の楽器だけでなく、たくさんの楽器が展示されているので、とても勉強になります。毎年、できるだけ行くようにしているのですが、今年は飛び入りのレッスンなども入り、初日に少し見ることができただけでした。フェアの時にしかお会いできない制作者の方もいらっしゃるので、その意味でも出かけておきたいのです。 今年は、協会員の楽器は、20台ほどしか弾くことができませんでした。気になっている作家... -
安価な防音ルーム
生徒の一人が、防音ルームを買うことになりました。東京の住宅事情では、きちんと練習するのはなかなか難しいので、防音ルームも一つの選択肢であることは確かです。しかし、ヤマハのアビテックスなどの値段を見ると、あまりに高い。これなら、月に家賃が2、3万高くても、音が出せるところに住む方が良いのではないか、と思ってしまいます。そんなわけで、私自身は、防音ルームを入れることを本気で考えたことはありませんでした。ところが、生徒が今までの大メーカーの防音ルームよりかなり安いものを見つけて... -
肩当て調整会
ようやくオーダーメイド肩当ての調整会ができるところまでたどりつきました。名古屋の楽器職人さんと初めてお会いしてお話をしてから、ちょうど一年になります。名古屋組は、すでに一人が使用中で、明らかになったいくつかの問題点も修正中です。今日は、全部で14人がエントリーして、午前10時から採寸作業を行いました。ところが・・ 一人当たり30分ほどの調整時間を見込み、私は隣室でレッスンとカルテットの練習。1時間おきにチェック、という予定だったのですが、とんだ見込み違い(涙)。平均、一人1...
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