CONSONO Quartet ごはん さくらの杜 アズール アンサンブル アンサンブルセミナー キルンベルガー グリーン コンサート サラサーテ スコア スタジオ チェロ チェンバロ ピアノ フォーカルジストニア ボランティア モーツァルト レッスン 体の本 六義園 合宿 名古屋 大野和士 子ども 守谷 弓 弦楽器フェア 挨拶 掲示板 新幹線 日立 春日部 春爛漫 楽器屋 津留崎直紀 生徒 発表会 相談 美味しいもの 肩当て 腱鞘炎 講座 音程
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春日部市立病院ロビーコンサート
昨日は、春日部市立病院でロビーコンサートを行ないました。 「何故春日部?」なのですが・・・ このコンサート、この病院に勤めている看護師さん(というには役職が高い人なのですが)が、一緒に演奏しているピアノのKEI先生のお友達、という関係で始めたものです。以前は違う病院(都内でもっと近くでした)だったのですが、この看護師さんが転勤されて、私たちも引っ越しをしました。 こうしたコンサートではトークも大切 病院や老人施設でのコンサートは、もう15年くらい続いています。基本的には、「弾いて聞... -
音楽理論講座「スコアと仲良くなる方法」を行ないました
16日は、音楽理論講座を行いました。題して「スコアと仲良くなる方法」です。珍しく参加者が少なかったのですが、ひとりひとりの反応を確かめながらお話をさせていただきました。 講座はいつもスタジオで行なっています。普段着でごめんなさい(汗) ●資料の内容 【1】初めに/スコアと仲良くなる、ってどういうこと? 【2】楽譜を読む「名人」はどのように楽譜を見ているのか/読譜の最初のレヴェルアップ(1)「楽譜を立体的に見る」とはどういうことか 実例トレーニング:ベートーヴェン「スプリング・ソ... -
ちょっと早いクリスマスコンサート
12月19日は、守谷市の南守谷児童センター(通称「ミナーデ」)で、「ちょっと早いクリスマスコンサート」を行ないました。守谷市はいつも一緒にボランティアのコンサートをやっているKEI先生の「縄張り」です(笑)。ちょくちょくお邪魔しているのですが、このコンサートは年1回で、4、5回目になるはずです。 年によって少し対象が異なることもあるのですが、基本的には、未就学児童/乳幼児とお母さん(お父さん)が対象のコンサートです。子ども向けのプログラムがメインですが、お母さん向けのものもいくつ... -
さくらの杜クリスマス・コンサート
25日は、北区にある老健施設「さくらの杜」で、クリスマス・コンサートを行いました。この施設には、昨年は何回かお邪魔したのですが、訳あって今年はお休み。今回が今年初の訪問になりました。 曲は、先週の子どものためのクリスマス・コンサートと何曲かかぶっています。さすがに、2週続けて全く違うプログラムを組む勇気はありません。聞いてくださる方が「かぶる」可能性が全くないので、ご容赦(汗) 会場には大きなクリスマス・ツリーが プログラム ホワイト・クリスマス タイスの瞑想曲 クリスマス・ジ... -
2013年を迎えて/今年を大きな進化の年とするために
2013年になりました。時が経つのは速いもので、ミレニアムからすでに干支が一回りしてしまいました。昨年も、多くの方々に助けられて、無事に1年間、仕事を続けることができました。私を支えてくださったすべての方に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。今年も、昨年より一層よい仕事ができるようにがんばりたいと思っています。変わらぬご厚情のほど、よろしくお願いいたします。 思えば、リーマンショック、東日本大震災と、音楽業界にとっては「超逆風」が続きました。音楽之友社の経営難、レッスンの友... -
子どものためのコンサート@日立市
今日は、日立市の「すえひろ児童館」で、子どものためのコンサートがありました。日立市で児童館に勤めている方の紹介で、日立市の児童館には以前もお邪魔したことがありましたが、今回は以前とは別の児童館です。 この児童館、開設が1971年ととても古く、建物もそのままです。しかし、東日本大震災にも耐えた建物で、親子二世代で利用している、という方もいらっしゃるそうです。(写真を撮ってくるのを忘れました・・・残念) 今日は、途中に休憩を入れて1時間半のコンサートです。子どもたちが長時間「持つ」... -
体罰について思う/スポーツ界だけの問題だけではない・・・指導者の想像力の欠如
体罰を受けた生徒が自殺し、ニュースワイドショーなどでは「体罰反対」の報道が溢れています。体罰容認派として有名だった橋下大阪市長まで「考えが甘かった」と、体罰反対の姿勢を明らかにしています。(「脱原発」もあっさり放り出した橋下市長です。今回の「体罰反対」も世論を気にした人気取りの思いつきでしょうから、そのうち「撤回」するのじゃないかと思いますが。)今回の報道を見ていて愕然としたのは、「負けると殴られる。失敗すると殴られる」という生徒の証言でした。負けたことを、自分の指導が悪... -
春日部市立病院コンサート
すでに旧聞になってしまいましたが・・・忙しさとインフルエンザ(なんと、診断されたのは生まれて始めて!)で、更新するチャンスがありませんでした。1月29日に行った、春日部市立病院でのコンサートです。 プログラム これは「冬ソナ」かな。一生懸命楽譜をみている(汗) +最初から今まで+ヴィーン奇想曲+冬のメドレー+早春賦+チャールダッシュ+カンタービレ+春よ来い 例によって、一緒に歌って楽しんでいただいた45分間でしたが・・・ はっきりいって、あまり良い出来とは言いがたいものでした。... -
オーケストラCONSONO 第3回演奏会のお知らせ
私が指揮者をさせていただいている、オーケストラCONSONOの演奏会のお知らせです。日時:2013年4月20日(土) 13:30開場 14:00開演会場 第一生命ホール(地下鉄大江戸線 かちどき駅下車)入場料 100円(コンサート後に、「よかった」と思われた方に協賛金をお願いしています)曲目 モーツァルト 「魔笛」序曲 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲二長調 ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」ヴァイオリン独奏:三浦章宏(東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター... -
動く絨毯の怪
めっきり涼しくなりましたが、ちょっとばかり怖い話をひとつ・・・その不思議な現象に気づいたのは、もうだいぶ前の話です。私のレッスンスタジオの真ん中、ちょうど生徒が立つ位置ほどに、カーペットが敷いてあります。もともとはホット・カーペットだったのですが、暖める部分が壊れてしまい、今はたんなる絨毯と化しています。この絨毯、何故か、毎日「歩く」のです・・・最初の写真は定位置。譜面台の前に生徒が立つ時に、カーペットの端にちょうど足が来るように敷かれています。それが、ふと気づくと、二枚... -
カルテットのレッスン
私の教室では、定期的にカルテットのレッスンをしています。ベテランのヴィオラ、チェロにお手伝いしていただき、生徒が一人加わる、という形です。ちょっぴり贅沢ですが、最初にする経験はできるだけよいものの方がいい、というのが私の考え方。 弦楽器の面白さは、やはりアンサンブルをやらないと半減してしまいます。大人になってから楽器を始めた生徒は、なかなかアンサンブルのチャンスがありません。楽器を始めて、できるだけ早いうちからアンサンブルを経験してもらうように、このような形のレッスンや合宿... -
ヴァイオリンを弾こう、という気持ち
旧聞になってしまいましたが・・・ 去る6月21日に、スタジオでライブを行いました。突然、こうした催しをやるつもりになったのには、大きな理由があります。 この3年ほど、さまざまなことがあって心身ともに非常につらい状態でした。すぐに復活するかと思っていたのですが、なかなか浮上のきっかけがつかめません。そんなときに、昨年夏、弟とトリオを弾いて、心から楽しめたことを思い出しました。自分にとって何が一番大切なのか、これからどうしたいのか。3ヶ月ほど悩んで、「よし、ヴァイオリンを弾こう... -
2016年を迎えて
新しい年になりました。今年もよろしくお願いいたします。昨年は、私にとって大きな転換点となる年になりました。この歳でこんな思いをするとは想像もしていなかったのですが、まだまだくたびれるには早すぎる、と決意を新たにしています。思えば、ヴァイオリンを教えることを本業にして以来、さまざまな出来事がありました。当初はレイトスターターを教えることで目一杯だったのですが、身体の使い方だけでなく、演奏をじっくりと考える時間があったことはとても幸運だったと思います。資料や楽譜、音源を聴いて... -
肩関節の可動域
最近、肩関節の可動域が非常に狭い人が多くて驚いています。レッスンを始めるときに、怪しいと思ったらチェックしているのですが、それにしても狭すぎる人が多いのです。 肩関節の可動域を調べるときには、写真のように肩口を押さえて上腕を持ち上げてみます。肩関節だけの可動域は、理論値としては120度。これに、肩甲骨の上方回旋運動の60度を加えて、腕は180度上がるわけですが、腕を上げるときに肩甲骨ごと持ち上げる(挙上運動)動きを加えると、肩関節が十分に動かなくても腕は180度近くまで持ち... -
恵方巻き
いつものように、買い物に池袋の西武デパートに行きました。今日は築地の市休日なのでお魚は期待していなかったのですが、どこもかしこも恵方巻きだらけでびっくり。あまりの恵方巻きだらけに、B1の惣菜売り場(普段はB2の生鮮食品しか見ません)も見物に行きました。やはり、恵方巻きだらけ・・・いつからこんなになったのか、それとも私が知らなかっただけなのか・・・ といっても、惣菜売り場には、洋食の店、トンカツなどの揚げ物の店、エスニックの店など、さまざまな種類の店があります。さて、どんな... -
音楽と言葉の関係性を改めて認識させられたコンサート
La Petite Bande 横浜公演 「マタイ受難曲」を聴いて プログラムです 久しぶりにコンサートに出かけました。クイケン氏のバッハに大いに興味があったことと、私自身が今求めていることへのヒントが欲しかったことが、今回のコンサートに出かけた大きな理由です(後者については、改めてブログに書こうと思います)。風邪を弾いていてマスクをして聴いたので、酸欠状態で睡魔との戦いでもありましたが(涙)。今回の「マタイ」、前日の東京はタケミツ・メモリアルでの公演でした。土曜日がもともとダメだという... -
人工知能とヴァイオリン
グーグル傘下のベンチャーが開発した「アルファ碁」が世界ランク5位のイ・セドル九段に4勝1敗で勝ち越したことは皆さんもご存知だと思います。(毎日オンラインの記事) トヨタのヴァイオリンロボット。なかなかのものですね。 私は囲碁が大好きで、昔は武宮正樹さんの「宇宙流」「自然流」のファンでした。じっくり勉強する時間がなく、なかなか相手もいなかったのでもっぱら新聞の囲碁欄が楽しみだったのですが、武宮さんが出てくると時々ならべてみたりもしていました。関西棋院の新聞での段位判定も初... -
3度目のクレモナはお祭りとハプニングに迎えられました!!
発表会が終わって二日後にクレモナに。3週間ほど史上初めて(当社比)の忙しさだったので、飛行機の中は寝っぱなしで、さっそく時差ぼけを味わってます(時差ぼけ、というより、寝すぎて眠りが浅かった)。今回も製作者の高橋さんに全てお膳立てをしていただいて、とても忙しい日々を送れそうです。 クレモナに着いてホテルまで歩いて案内してもらったら、なんとクレモナは「欧州の食祭り」の最終日。メインストリートにずらーーーーーと屋台が並んで、すごい人出です。「打ち合わせ」という名目で、屋台を見... -
まずはびっくりで幕開け・・・ちょっと楽しいお話と雑談
昨年9月の写真 屋台で混み合っている通りを歩いていると、突然、後ろから肩を叩かれました。振り返ると、にっこにこに笑っている男性と連れの女性(すっっっっごい鼻が高い美女。クレオパトラか、お前は、ってな感じの方でした)。「チャーーーオ、これはお前だよね!」と見せられた写真がこれ。 なんと、屋台村で「チンタセネーゼとポルチーニのハンバーガー」を注文した時に、「チェント・トレンタ・セーイ、チェント・トレンタ・セーイ・・・・・」とノリノリで発音指導してくれた若者でした。(その... -
クレモナでのお仕事
仕事の話を全然書いていないので(汗)簡単に。書けないこともたくさんありますが、「何やってるの」がわかる程度にご報告いたします。 前回、今回のクレモナ滞在は、9月に予定しているワークショップと小さなコンサートのための準備でした。これから詳細を詰めていくところですが、ワークショップは20日から22日、コンサートは25日に決定です。詳しい情報は、決まり次第サイトでお知らせいたします(サラサーテ誌でも告知いたします)。 イベントのための準備として、2月も今回も、クレモナの製作... -
手首が改善しました
昨年の10月のエントリーで、成長期からゲームをやりすぎて手首が曲がったままになった30代の男性の話を書きました。とても真面目にトレーニングを続け、日常生活でも十分に注意を払って生活するようになり(もちろんヴァイオリンを弾くときにも)、ようやく改善のめどが立ちました。 昨年10月の状態 彼は、長いゲーム生活とデスクワークで、手首が曲がっただけでなく、姿勢もとても悪く、首が完全に前に落ちている状態でした。もともと背が高く首も長いので、かなりの負担だったようです。背中が丸く、首が... -
成長期の習慣と手の形
最近ヴァイオリンを始めた方(30代、男性)が新しくレッスンに来られました。ヴァイオリンを弾くために必要身体の使い方を説明していて、ヴァイオリンを構えたときに左手の手首が大きく曲がっていることに気がつきました。実際に楽器を弾くときに、左手を小指側に曲げている人はたくさんいます。 弾いているときはこのように手首がまっすぐであることが望ましい このように手首を小指側に曲げて弾いている人が多い 取り上げた二つの写真は、楽器を弾いているときの左手の状態です。写真はわざと形を作って(壊... -
クレモナの工房のおはなし1
今回のクレモナ旅行で訪れた工房は9、お話ができた製作者は30人ほどになりました。多くの製作者が、試奏を真剣に聞いていただいて、意見を交換することができました。しかし、クレモナにある工房は120。まだまだ多くの知らない工房がたくさんあります。もう一度訪れて、もっとたくさんの製作者とお話をしたいと思っています。どの工房も、見るだけで楽しくなりました。楽器の「型」や作りかけの白木、たくさんの刃物やニスなどを見ると、「どんな楽器ができるのかなぁ」と、想像が広がります。 楽器の「... -
スタジオライブ0621
【スタジオライブ20150621】 6月21日のライブの様子をお伝えしようと思います。 前半は、筒井さんのチェンバロとルクレールのソナタから始めました。ヴァイオリン(fiddle)の音楽は、16、7世紀にほぼその形が出来上がりました。民族音楽のfiddleとバロック時代のヴァイオリンにはさまざまな共通項があり、それを解説しながら、前半は進行しました。 1)ルクレール/ソナタ ルクレールを選んだのは、第4楽章の「タンバリン」を聴いていただきたかったからです。まさに、fiddleの音楽との接点... -
20150925イタリア1/ようやく実現したイタリア旅行
サラサーテ編集部から「イタリアに行かない?」と言われたのは、もう何年も前のことです。おかげさまで、サラサーテにはたくさんの記事を書かせていただいていますが、「柏木の視点でクレモナを見て欲しい」と、ありがたい提案を受けていました。なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、いろいろなことを考えて、思い切って来てしまいました。欧州は20年以上前に何度か来たことがありますが、イタリアは初めて。あれも見たい、これも試したい、と、事前の夢は膨らむばかり。しかし、やはり何と言っても、ヴ... -
イタリア旅行2 モンドムジカ・・・その1
イタリア二日目の朝は、一睡もできずに明けました。いつでも、どこでもすぐに寝られる人なのに、どうやら結構ひどい時差ぼけのようです。昔はまったくなかったのですが、適応力が衰えているのでしょうね。あれこれと調べ物をして、今日に備えました。でも、とっても元気です。 広大な敷地の中にある流通センターのような建物が「それ」です 今日は、クレモナで毎年行われている「モンドムジカ」を見るのがメインです。日本の「弦楽器フェア」と全く同じようなスタイルですが、目的も趣も少しばかり違いま... -
イタリア旅行3 モンドムジカ2
モンドムジカについて、ちょっと書き足そうかと思います。毎日たくさんの人に会って、情報もどんどん更新されているので、少しずつ変更することもあるかもしれません。モンドムジカの歴史と現状については、たくさんの人から話を聞くことができました。昨日書いたことは、やや不正確だったようなので、少し説明しましょう。 そもそもモンドムジカは、弦楽器の製作者が「展示会をやろう」と、クレモナ市内で始めたそうです。最初は小さな輪であったのがだんだん大きくなり、そして現在の会場を使うようになって... -
ヴァイオリン博物館とクレモナ市内の製作者たちの展示会
写真の整理が追いつかず、今回は写真抜きです。後から加えます。 楽器博物館正面。中は近代的で、とてもきれいです。 クレモナには、ヴァイオリン博物館があります。以前は「ストラディバリウス博物館」「バイオリン・コレクション」という二つの施設がヴァイオリン関係の展示をしていたそうですが、2012年に「バイオリン博物館」として統合されました。現在のヴァイオリン博物館がどうなっているかは、サラサーテ誌の特集を読んでください。ヴァイオリン博物館の情報はたくさんありますし、こちらに来たら日... -
クレモナで巡り合った理想の演奏@ヴァイオリン博物館
今回は、クレモナのヴァイオリン博物館にあるホールで聴いた、生涯忘れれないコンサートのお話です。 実は、このコンサート、全く聞く予定ではありませんでした。この日は、日本人のヴァイオリン製作者と「飲みに行く」予定だったからです。ところが、前日お会いした松下さん(改めてレポートしますが、クレモナで最も有名なヴァイオリン製作者のひとり)に「絶対に聴いた方がいい」と言われて聞くことにした、という経緯がありました。松下さんには、本当に感謝しています。 STRADIVARIfestival2015 Enrico D... -
クレモナの教会で音楽を知る!
クレモナではたくさんの工房を回って、製作者とじっくり話をすることができました。そんな中で、最も思い出に残ったことをご報告します。 クレモナで活躍している松下さんに「美味しい店に連れていく!」と言われて、ある日、泊まっているホテルの前で待ち合わせをしました(このレストランについては改めて)。その時に、若い日本人に声をかけられたのです。 「××の方ですか」「いいえ」 工房の外観です どうやら、この若い女性は××さんたちと偶然同じところで待ち合わせをしていたようです。知らない日本... -
クレモナ市中の様子
このあたりで、少し趣向を変えて、クレモナ市内の様子をご報告しましょう。 クレモナ市は、人口約8万の小都市です。古くからポー川の荷揚げ地(ポー川で荷揚げした物資をミラノに運ぶ)として栄えました。近世までのイタリアは、ひとつにまとまった国家ではなく、小さな都市国家や貴族(イタリアだけでなくスペインの貴族なども)が群雄割拠していました(イタリアの歴史はとても面白いので、他の資料などでご覧になっていただきたいと思います)が、クレモナもさまざまな貴族の庇護を受けつつ、独自の... -
クレモナ食事情とちょこっと楽器の話
クレモナの食事情についても少し触れておきましょう。本当は「イタリア食事情」と大風呂敷を広げたいのですが、なにせ、今回のイタリア旅行は、ミラノに24時間いた以外はずーーっとクレモナだったので、それ以外のことは全くわかりません(笑)。基本的には、レストランで料理の写真を撮るのは好きじゃない(コンサートを録音しているのと同じように感じる)ですが、今回は、お断りをして、結構たくさんの写真を撮りました。 実は、今回のイタリア行きには下心がありました。当初の予定では、「クレモナを二... -
「楽器の調整」講座が終了しました
昨日、「楽器の簡単な調整と音の違いを知る」と題した講座を行いました。定員20と考えていたのですが、参加者は18名。丁度良い人数で、ぴったり時間通りに終わりました。参加してくださった方、ありがとうございました&お疲れ様でした。 講 座は、まず楽器の音を変化させる要素を、駒、魂柱、テールガット、弦の張り方の4つに分けて解説し、その中で自分でできること、できないこと(技術者にま かせるべきこと)を切り分け、持参していただいた楽器を1台1台、調整していきました。魂柱は(動かせないこと... -
弦楽器フェア2010
今年も弦楽器フェアを見に行きました。日程的に無理だと思っていたのですが、日立でのコンサートの後に特急に飛び乗ることができ、なんとか時間がとれました。去年はたくさんの生徒を引き連れて大名行列のようになってしまったのですが(苦笑)ことしはいたってシンプルに。 弦楽器フェアを見に行く目的は、注目している日本人の作家の楽器がどのように変化しているかを知ることと、楽器商や海外の制作者のブースを見て回ることです。毎年のウォッチしていると、変化があったり新しい発見があったりして楽しいもの... -
アズールの成長ぶり
発表会後、初めてのアズールの練習日。発表会の感想にも書いたのですが、この一年のアズールの成長振りには、正直言って驚いています。特に、バロックを徹底的に練習したことで、皆さんの弓のスピードが本当に速くなりました。これは貴重な財産になるはずです。音の立ち上がりと弓のスピードがアマチュアの演奏で最大の問題点と言ってもよいと思いますが、アズールの皆さんのレヴェルで(失礼!)このくらいのことができると、これからが楽しみだと思います。 今回からは、エマニュエル・バッハのシンフォニアとエ... -
グリーン交響楽団の次回の練習が始まりました
グリーン交響楽団の次回の練習が始まりました。今回は、ベートーヴェンの第二番、シベリウスの第二番、カバレフスキー「道化師」抜粋というプログラムです。12月3日の演奏会に向けて、また頑張って練習したいと思います。今回は、譜読みを兼ねた弦楽器の分奏でした。前回のような「わかりにくい」曲はないのですが、どちらのシンフォニーも難曲です。じっくりと練習に取り組む必要がありそうです。 前回の演奏会で新しく入られたヴァイオリンの方たちが定着し、中核となるメンバーが安定しつつあるように思います... -
生徒さんたち向けの講習会を再開しました
生徒さんたち向けの講習会を再開しました。今日は、「だれでもわかる音程と音律講座」。昨年「難しい!!」と悲鳴が上がったテーマを、再度、やさしくしたテキストを使って説明しました。前回よりも反応が良かったように思います。これで少し音程を考えられるようになった人が増えたのではないでしょうか。 今回から、一般の参加者も受け付けることにしました。あくまで生徒さん主体ですので、人数に限りがありますが、今回は生徒さん以外の参加が5人ほどありました。内容には満足していただけたでしょうか? 次... -
いろいろ
病気で一月ほどお休みされていた方が久しぶりにお見えになりました。思ったより元気そうで、一安心です。筋力などが若干落ちてはいますが、お休み前にやっていたこともほぼ問題なく再現できそうです。練習ができないと後戻りしてしまうことはありますが、きちんと積み重ねたことは、そんなに簡単に忘れるものではありません。 今日はもうひとつ、音大に行っている卒業生が久しぶりにいらっしゃいました。あれこれと、遅くまで話し込んでしまいました。理想と現実のギャップにやや戸惑っているようですが、しっかり... -
地震
今日は名古屋の日でした。そのために、地震を知ったのは名古屋でです。17時前に偶然用事があり、東京に電話をしようとしたら「地震のため発信制限をしています」というアナウンス。ギョッとして家(都内)にかけてみたのですが、なかなかつながりません。状況が全くわからないために、不安がつのる一方です。ひょっとして、と思い、実家(多摩地区)にかけてみると、すんなりつながりました。状況を聞くと、どうやら重大な事態ではないらしいことがわかり、一安心。10分ほどして、自宅にも連絡がつきました。ほと... -
グリーンの初合奏
グリーンの初合奏です。前回の練習時に入団されたヴァイオリンの方たちが定着し、待望のコントラバスも参加して、前回より合奏らしい状態でスタートです。より良い演奏をして、もっと弦楽器の参加者が増えてくれると嬉しいですね。 -
パート
しかし、暑いですね。昨日も、レッスンが終わって10時頃に外に出た時、もう涼しいだろうと思っていたら・・・体に悪いとは思いながら、一日中クーラーを入れている状態です。アスファルトが熱を持っているのでしょうか、とにかく道を歩くと熱風を感じます。 今日はアズールの練習日。大体、出席率は悪くない合奏団なのですが、今日は久しぶりにチェロ以外の全員が集まりました。始めた頃から考えると、人数も増えて、ずいぶんしっかりとしてきたと思います。これで、チェロが増えてくれると良いのですが・・・グリ... -
振り込め詐欺
今日もヴァイオリンとは関係ない話です。 午後早く、珍しく実家の母親から電話がかかってきました。かかってきたときは取れなかったのですが、なにやら緊急事態らしい。5分ほどしてコール・バックすると、どうやら変な電話があったらしいのです。 変な主「柏木さんのお宅ですか?」母親「はい。」 変「こちら、警視庁公安の××ですが、まきさんが痴漢をして現在取調べ中です・・」 母「は??」 変「通勤途中で、23歳のOLに痴漢行為をはたらいて・・」 母「本人を出していただけませんか?」 変「今、被害者の調書... -
暇なし
連日の暑さに、少々ばて気味です。みなさんも、体には気をつけてください。 ここ二日ほど、レッスンが珍しく「隙間なし」でした。たいてい、一日に合計1時間くらいは間を空けているのですが、臨時の人が入ったりしてパンパン状態。この暑さだと、さすがにまいってしまいますね。でも、こんなに暑いのに熱心に通ってくださる皆さんには、本当に頭が下がります。理論講座のテキストが終わらず、焦り気味の今日この頃。書き始めると止まらなくなってしまうのが私の悪い癖。すでに50ページになろうとしているのですが... -
原稿とSQ
昨日から名古屋、大阪と転戦して、午後に戻ってきてSQの練習。少々ハードですが、おかげで原稿がほぼ書きあがりました。あと2ページほどで終わるでしょう。計62ページ・・・ぜぃはぁ・・ カルテットは、今回から「ハープ」に。学生の頃からSQはよく弾いていたのですが、実はこの曲がほぼ完全に抜けていました。ラズモフスキーやセリオーソはちょこちょこと弾いていたのに、何故かこの曲だけほとんど弾いたことがなかったんですね。練習をしてみて、納得。第一楽章は弾けません(苦笑)。ほとんどコンチェルトを練... -
SQ練習日
今日は、さすがに午前中のレッスンを一つお休みしてしまいました。午後からはカルテットの練習です。練習中の「セリオーソ」、短い曲ですが、さまざまな技法が凝らされていて、とても奥が深い名曲です。時間が短いので、短期間にある程度仕上がるかと考えていたのですが、とんでもない! 毎回、新たな問題が見つかります。さて、どうしたものか? 大三元さんから、また「祭り」の新曲をいただきました。この調子だと、すぐに「大三元の祭り曲集」が出来そうです。 -
帰りの新幹線が止まって
今日も音楽の話とは直接関係ない話がメインです。名古屋のレッスンの日だったのですが、帰りの新幹線が止まって、名古屋駅で立ち往生。久しぶりに、特急券代の払い戻しを受けました(もっとも、タクシー代と飲み代で赤字ですが・・)そのときのことです。 運転が再開されてもすぐに乗れそうになかったので、大名古屋ビル裏手のバーに。ヴァイオリンの生演奏をやっていたので、引き込まれてしまったのです。面白いヴァイオリニストとヴォーカリストにお会いして、楽しい話ができました。またお会いできると楽しそ... -
カルテットを聴きに行きました
今日は、あるカルテットを聴きに行きました。なかなか演奏会に行く時間が取れないのですが、できるだけ良い演奏に触れたいと思って、年に何度かは選んでいくようにしています。シューベルト、バルトーク、ドヴォルザークというプログラム。結局・・前半だけで帰ってしまう羽目になりました。 シューベルトの1楽章。のっけから(数小節目)ファーストが半音間違えて、まるでバルトークかと思わせる和音! 同じ形が繰り返しを含めて4回出てくるのですが、かろうじてハーモニーになったのは3回目だけ。まぁ、これ... -
SQ練習日
今日は、珍しく平日の夜にカルテットの練習がありました。私が土日が全くダメなために、忙しい諸氏に無理を言ったのです。今日の題目は、ベートーヴェンの「セリオーソ」と、大山さんの新曲「祭り」の第2番、第3番と、発表会で試演した新曲。先日作ったCDが予想以上に好評で、大山さんの作曲意欲にも火がついた感じです(笑)。祭りの第三番は、カルテットというよりオーケストラのイメージがします。「いっそうのこと、12曲作って全集にしよう」という話で、反省会が盛り上がりました。 ヴィオラ氏が、発表会の... -
オケの後は反省会
グリーンの実質最後の練習。問題点はたくさん残っていますが、最初に「どうしようか」と思った状態は、なんとか脱したと思います。あとは当日まで個人的に解決すべきところが向上すれば、楽しい演奏会にすることができるでしょう。 グリーンの皆さんは、練習後に「反省会」をやる習慣がありません。アマチュアだった頃の自分を考えると信じられないのですが、練習が日曜日だということと、お子さんのいる方が多いということもその理由の一つかもしれません。ところが、ここ数回、必ず何人かのメンバーと「反省会」... -
未熟さ
グリーンの本番が終わりました。オーケストラはとてもよい出来だったと思います。練習でやってきたことが、少しずつ身についている感じですね。私としては・・とんでもない経験するはめになってしまいました。珍しい本番前なので、前日からお休みにして準備をしていたのですが・・ ソロを弾くために楽器をわざわざ借りてきたのですが、シェヘラザードが始まってから楽器にトラブルが。突然、チューニングが狂ってしまい、それに気づかずソロに突入するという失態を演じてしまいました。動転したということもありま...