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体を痛めている方のご相談が多いです
今日は、来週の演奏会の練習に、茨城県の守谷市まででかけました。今回はピアノトリオなのですが、日本の歌のアレンジモノ。面白いアイデアがある曲もあります。本番は、聞いている人が楽しくなるような演奏にしたいと思います。 練習の前に、体を痛めている方が相談にいらっしゃいました。いろいろと試してみると、かなり広範囲に問題を抱えていることがわかりました。奏法にも問題がありそうです。少なくとも体に負担をかける弾き方になっていたので、先生とよく相談して、体に無理がない弾き方を模索するように... -
弾くこと
グリーンの演奏会で、自分の重大な欠点を認識させられたので、少し「自分が弾く」ことを丁寧にやってみようと思い始めました。一週間考えた結論です。 今日は名古屋でのレッスンだったのですが、名古屋のレッスンは皆さんが最後に揃う形になるので、毎回10分ほど、私が必ず何かを弾かせていただくことにしました。私にとっては、二週間に一度の本番をやる意識で練習する、という課題になります。レッスンに来ているのに、私のために時間を使うのは心苦しいのですが、皆さんも了解していただけたので、とりあえず、... -
茨城県伊奈町でのコンサートにゲストで出演しました
今日は、茨城県伊奈町でのコンサートにゲストで出演しました。日本の歌をピアノトリオに編曲したもの6曲が演目です。ヴァイオリンとチェロは、概ね易しくアレンジされているのです。ピアノは、KEI先生、チェロはいつもカルテットを一緒にやっているK君でした。私たちのトリオ以外は、全て歌。日本の歌からイタリアオペラのアリアまで、盛りだくさんの演奏会でした。 会場は、400人弱のホールでしたが、ほぼ満員のお客さんでした。小さな子どもから、かなりご高齢の方まで、年齢層がとても広いのが印象的。ヴァイ... -
暴力の連鎖を断ち切れ
「音楽日誌」として、音楽以外のコンテンツを削除したのですが、ロンドンでのテロをまのあたりにして、どうしても書いておきたいと思います。 ================ ニューヨークでのテロは、実は他人事ではありませんでした。その年の9月から、ニューヨークに移り住む可能性があったからです。もし移住を決意していれば、まさにあの時間に連れ合いが貿易センタービルの地下駅を利用するはずでした。その年の7月にニューヨークを訪れたときに、貿易センタービルに登ろうかとも思ったのですが、また来ることがあるだ... -
入院中もボウイング練習
今日は、体の不調で一月半ほどお休みしていた方が久しぶりに見えられました。突然の入院で、大変な思いをされたようですが、ボウイングを拝見してびっくり。私のレッスンを受け初めてまだ8ヶ月目の方なのですが、腕の運動がほとんど壊れていないのです。入院で筋肉が落ちてしまったために、弓を持つ状態がやや不安定になったことが残念ですが、腕の運動のバランスは入院前とほとんど変化がありません。「すごいですね」と声をかけたら、なんと・・入院先に弦を入れるパイプケースを持ち込んで、シャドウボウイン... -
講習会が無事終わりました
今日は講習会を行いました。外部からの参加もいただいて、今回も満員御礼です。 この講習会のシリーズは、私にとっていわば「充電期間」のつもりです。今までやってきたことをこの一年間で形に残るようにしようというのも、大きな動機です。そのために、作っている資料も膨大なものになりますが、必ず役に立つものになると思います。私にとっては、日々のレッスンが一番大切なものです。レッスンをさらに充実したものにするためにも、がんばろうと思っています。 -
グリーンの練習が始まりました
久しぶりに、東京グリーン交響楽団の練習です。今日から来年2月のサントリーホールでの定期演奏会に向けて、長丁場の練習が始まりました。曲は、ショスタコーヴィッチの第5番「革命」がメインです。 私がこのオーケストラに呼んでいただいたときから比べると、かなり弦楽器の状態が良くなってきました。最初の分奏から、ファーストヴァイオリンが4プルト、コントラバスも3人います。二年前は、ファースト二人、コントラバス0だったのですから、大きな変化です。 今日は「譜読み」ということだったので、練習... -
待望のチェロの新人
今日はアズールの練習日。なんと、チェロの見学者が二人! 現状は、大ベテランとはいえ、団員が一人だけですので、ヴァイオリン(6人ずつ)に比べてどうしても少ないのですが・・・お一人は入団が決まったようです。なんと、フランス語の先生。これからいろいろ助けていただけそうです。 -
第6回理論講座の資料作りが大変です
10日の理論講座「ボウイングとフィンガリングの話」の資料作りが大変です。今回は、譜例をたくさん使って、ボウイングとフィンガリングの原則的な部分から、中級クラスの応用まで、かなり詳細に説明するつもりです。内容的には面白くなると思うのですが・・・今回は、参加者が若干少なそうで、まだ余裕があります。興味のある方はどうぞ。 ●10月10日「第6回理論講座、ボウイングとフィンガリングの考え方」 今回も、外部からも含めて20名を超える参加者がありました。みなさんの熱心さには、ただただ頭が下がるば... -
サラサーテの取材とカーボン弓のこと
今日は、「サラサーテ」次号の取材でした。お題目は「カーボン弓」。最近、プロの演奏家の中でも使用者が増えているカーボンですが、果たしてどのようなものか探ってみよう、という企画です。記事の内容については、ここには書けませんので、本誌(11月25日発売)をご覧下さい。 実は、私はカーボン弓(YAMAHAのブロンタイプ)を日常的に(レッスンやオーケストラで)使っています。その前も、大三元さんが買われた初期のカーボン(SPICCATO)を使ったこともあります。現在カーボンを使っている理由はいろいろある... -
オーダーメードの肩当て
今年の3月ごろからお話をしていた、オーダーメードの肩当ての試作品が出来上がりました。オーダーした人に合わせる方法は独創的で、出来上がりも面白そうです。しかし、制作者の方の意識が、人の体型に合わせることが中心で、持ち方についてのイメージがいくつか足りない状態でした。出来上がった試作品とその製作用の型取りに、いくつかのアイデアを交換して、改良していただくことになりました。肩当てに悩んでいる人は多いと思いますが、私のイメージするようなものができれば、かなり多くの人にとって良いも... -
足の痛み
レッスンをお休みして、病院に行ってきました。家の近くには、大学病院などの大きな病院がたくさんありますが、どこも非常に混雑していて、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが・・結果は、あまりありがたいものではありませんでした。どうやら、足の痛いところには、骨の余計な突起があるようで、それが痛みの原因だそうです。足の筋力が落ちたことが遠因ではないか、ということでした。直接的に治療する方法はないそうで、痛み止めを飲みながら足の状態を良くする方法を探るしか手はなさそうです。普段の運... -
今年の風邪
調子の悪い話ばかりなんですが・・久しぶりに風邪をひきました。のどや鼻にくる風邪で、結構しんどい状態でした。周りにも何人か風邪を引いて長引いている人がいます。みなさんも気をつけてくださいね。 -
名古屋に通い始めて一年が経ちました
早いもので、名古屋に通い始めて一年が経ちました。最初は続くのかどうか不安もありましたが、「名古屋組」の熱心さに引っ張られて、どうやらしっかりと定着したようです。 以前にも書いたのですが、名古屋のレッスンは毎回「グループ個人レッスン」状態です。全員がほぼ一日かけて、自分のレッスンを受け、他の人のレッスンを見学し、一緒にできることをやり、人の前で弾き、反省する(飲む、とも言います)、という状態なのです。話ができることが格段に増えますし、生徒さんたちのつながりもとても上手く行って... -
来週は年内最後の理論講座です
グリーンの本番も二ヶ月後になりました。今回も難曲でまだまだ苦しんでいるところです。弦楽器のメンバーが少し増えたので、音はやや安定してきたかもしれません。来月は二度分奏がありますので、少し整理ができるのではないかと思います。 来週は年内最後の理論講座です。内容的にはかなりのものになっていると思いますが、来年もさらにグレードアップしたものを企画したいと思っています。 -
今年最後の理論講座
今回のお題目は、和声の予定だったのですが、積み残しを最初に片付けて、和声はほんの触りの部分で終わりになりました。理論的なことはごくごく簡単なことにとどめ、実践形式で和声を考えてもらうことができたと思いますが、理解した人は半分くらいかな(苦笑)。風邪でドタキャンの人も多かったので、もう一度やらないとダメかもしれません。ともかく、来年は、さらに内容を充実させた講座をやろうと思います。 ****今回の目次************************* 楽曲を演奏するための音楽... -
弦楽器フェア
二年ぶりに、弦楽器フェアに行きました。いくつか興味のある物があったことと、何人かの方にお会いしたかったこと、楽器を探している生徒さんたちのためのデータを集めること、が目的です。金曜日ということもあり、比較的すいていて、思う存分試奏することができました。のべ80台以上(苦笑)。 二年前はあまり面白くなかったイメージが強かったのですが、今年はいくつか収穫がありました。何人かの作家の楽器に興味を持ったことが一つ、価格帯のイメージがかなりはっきりついたことを確認できたことが一つです。... -
名古屋のレッスン日
名古屋のレッスンは、とても楽しい時間です。お昼過ぎには全員が集合してお互いのレッスンを見学する習慣が、もう半年以上続いています。他人のレッスンを見学することは、いろいろな意味で勉強になりますし、私としても、一つのことを全員に伝えられるという利点があり、現状はとても満足いくものになっています。難点は、東京の生徒さんたちと違って、アンサンブルを経験するチャンスが少ないということです。 今回の合宿は、名古屋の生徒さんたちにもとても好評でした。アンサンブルの楽しさを体感されて、これ... -
タイガース優勝
やったぁ! タイガースが「また」優勝しました。 小さな頃から何故か阪神ファン。生まれは大阪なのですが、1歳半から東京近郊で育ったので、まわりはみんな巨人ファンだったのですが・・・天の邪鬼な性格なんでしょうね(笑) 85年は大騒ぎをしました。優勝が決まった神宮も、日本一の西武球場も、もちろん行きました。中学生の時に悔しい思いをして以来、待ちに待った優勝だったので、思い切り騒いだ(といっても、飲んだだけですが)記憶があります。一昨年の前回は、優勝決定の前日が名古屋で仕事(なんと、... -
腕を長く使うこと
グリーンの練習の後、「暑気払い」がありました。会場は日比谷のレストラン。立食形式だったので、途中から楽器が登場! ひょんなことから、腕を長く使う話、チェロバージョンになりました。実際にチェロの方を「実験台」にして、音やヴィブラートのチェックです。結果は、やはり腕を長く使うことが相当効果的であることがわかりました。 オーケストラに参加していらっしゃる方たち、みなさん大変熱心なのですが、オーケストラだけだとどうしても個人的な向上が難しい面があります。もちろん、どのような技術でも... -
新たな発見
また、新たな発見です。今日は、「イメージと運動」。人間が運動するとき、どの時点での動きを予想(イメージ)して体を使うか、ということに、大きな個人差があることに気づきました。というか・・・そのことはある程度予想していたのですが、ある一連の動作をひとつずつ分離した運動にしてしまうことが、ヴァイオリンを弾くことに大きな影響があるのです。 これも、ひょんなことから見つけました。物をつかむときに、つかんだ後にする運動をイメージしてつかむ人と、つかむ、持ち替える、という二つの動作に区別... -
新しいテーマ
音程を捉える能力について、いくつかの疑問が生じました。周波数をファクターとして分離できないケースに直面したからです。ひょっとしたら、音楽教育が根底から覆ってしまう可能性すらある問題です、というか、私の推測が当たっていたら、現状の音楽教育が全く無意味になってしまうケースが多発する可能性が高いでしょう。 周波数をファクターとして分離できない、とは、「音程がわからない」ということとは全く異なります。音程の判断に、周波数以外の要素の助けを借りている、ということです。ですから、この方... -
アズールの練習は一列で輪にならびます
アズールに、ヴィオラの見学者がいらっしゃいました。前回見学に来られたチェロの方も一名入団されて、少しバランスが改善されました。ヴァイオリンで参加したい方が何人かいらっしゃるのですが、もう1名ずつヴィオラとチェロが増えたら、少し増員を考えてもよいかもしれません。 アズールは、練習の時は必ず一列で輪になります。アンサンブルに慣れていないメンバーが、できるだけフラットな立場で全員と姿勢を合わせられるように、という配慮からなのですが、現状(ヴァイオリン12人)でももう限界かもしれませ... -
積み重ねになるオケ練習
午前中、グリーンの分奏がありました。今日はヴァイオリンの参加者が少なかったのが残念ですが、ヴィオラはほとんどフルメンバーです。 ベートーヴェンとシベリウスという、同じ調性の全く異なるタイプの曲をどのように理解して演奏するか、ということが、今回の演奏会での大きな課題です。できるだけ、時代や作曲家を考慮した奏法、音程などを理解していただこうと考えていますが、技術的にも難曲で、「体育会系トレーニング」も必要になりそうです。 グリーンの弦楽器についての最大の問題は、今までは演奏会ご... -
山中湖のアンサンブル合宿
今日から二泊三日で、アズール有志、名古屋の生徒さんたちと、山中湖のペンションセロでアンサンブルの合宿です。アンサンブル合宿は、昨年試験的に行ってみてとても好評だったのですが、今年は実は時間的な問題で諦めていました。しかし、アズールの有志がどうしてもやりたい、ということで、名古屋の生徒さんたちを加え、なんとか調整をして、合宿ができることになりました。 レイトスターターのみなさんは、アンサンブル、特にカルテットなどの人数の少ないアンサンブルがとてもハードルが高いものだと思ってい... -
合宿終了
二泊三日の「ハードな」合宿が終わりました。昨日は、二日間の練習の成果を、ペンションのホール(とても素敵なホールなんです)でアンサンブル大会を行いました。カルテットやレッスンでのデュエット以外のアンサンブルが初めて、という名古屋組も、アズールでの弦楽合奏以外のアンサンブルが初めて、というメンバーも、全員がカルテットなどを楽しみました。 昨年もそうでしたが、カルテットなどの「少人数の」アンサンブルをみなさんが弾いているところを見ていると、本当に楽しそうです。特に練習を見ていると... -
第五回理論講座
理論講座の第5回です。外部からの参加者は2名(別にアズール3人)だけでしたが、会場は限界です。もう少し大きいところを取る必要がありそう。今回は、とうとう資料が間に合わず、一部は持ち越しになってしまいました。今回のテキストは書けたところだけで、ほとんど書き下ろしで48ページあり、毎月このペースで講座を進めることは困難かもしれません。私自身の勉強にもなっているので、ぜひこのペースで続けたいとは思っているのですが・・・しかし、他のことができていないのが残念です。 内容的には、とても... -
アズールの練習日
体の事情などで、アズールのヴァイオリンのメンバーが二人ほど、休団することになってしまいました。ヴィオラとチェロに新人が入ったので、少し余裕ができたところだったのですが。ヴァイオリンは入団待ちをしている方がいらっしゃるので、その方達に参加していただくことになりそうです。 不評だった(苦笑)エマニュエル・バッハはお休み(あくまで、お休みと言い張る私・・笑)で、大バッハとモーツァルトを課題にします -
アズールに新しい団員が増えました
アズールに、新しいヴィオラのメンバーが加わりました。このところ、チェロやヴィオラに団員が増え、バランスが取れた形になりました。とてもうれしいことです。 設団以来、特に独自の演奏会を持たずに来たことと、オーケストラの経験を持つメンバーが少ないことなどが理由で、普通の合奏団のような体制ではなく、何事にもトレーナーの私が関与する状態が続いてきましたが、そろそろ「普通の合奏団」になるべき時が来たようです。練習も、すこしずつ「あたりまえのこと」ができるようになっていくとよいでしょうね。 -
ヴェンゲーロフのこと
数日前、ヴェンゲーロフのテレビ番組がありました。ヴェンゲーロフといえば、幼少の頃から「天才ヴァイオリニスト」として名高く、小学生の年代でワックスマンのカルメンファンタジーを録音しちゃう、という強者。私もずっと注目していたんです。 番組では、バッハのシャコンヌとブラームスの3番のソナタをやっていました。番組を見て、はっきりいってショックを受けてしまいました。 バッハは、バロックボウイングでの演奏。恐らく、楽器にもガット弦が張ってあったのでしょう、見る見るうちに音程が狂ってくる... -
発表会を終えて(2004年)
5月1日に発表会を行った。これまで、他の先生と合同でやったり母親のピアノ発表会に便乗させてもらったことはあったが、独立した発表会を行ったのは初めてだ。発表会というものに出演した経験は幾度と無くあるが、自分の生徒だけの演奏会というものは、やはり非常に緊張するものだった。 当日までの忙しさは、これまで経験したことのないものだった。通常のレッスン以外に、 オーケストラとの合わせやピアノ合わせが入る。事務的なことは生徒側の幹事たちがほとんどこなしてくれるものの、やはり打ち合わせやプ... -
小栗まち絵さんのリサイタルを聴いて
小栗まち絵ヴァイオリンリサイタル(エクソン・モービル音楽賞受賞記念) ピアノ:上田晴子 2005年2月15日 大阪・いずみホール [演目] モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ホ長調K.380 バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第二番 イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第五番 ト長調 ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調 ラヴェル:ツィガーヌ =アンコール= 山田耕作:からたちの花(作曲者自身の編曲による) クライスラー:ジプシーの女 フォーレ:こも... -
グリーンの練習風景
今日は、ゲストコンサートマスターをやっている東京グリーン交響楽団の練習日。指揮者は今回このオーケストラには初登場の栗田博文先生。 栗田先生の練習は、非常にわかりやすいもので、アマチュアオーケストラにはとても向いているのではないかと思います。音楽や楽曲に対する想いもストレートに表現される方で、ご自身がお好きだとおっしゃっているオペラや歌の音楽への投影、言葉との関係など、こだわっていらっしゃることもとてもよくわかります。トレーナーとしては、とてもやりやすい指揮者の先生だと感じま... -
「やさしい弦楽四重奏」曲集のレコーディング
今日は一日がかりで、大山さんの「やさしい弦楽四重奏」曲集のレコーディング。定期的に練習しているカルテットで、初「本番」です。収録した場所は、三鷹の芸術文化センター内の「風のホール」。定員625のこぢんまりとしたホールですが、音響の質はやわらかく、残響が十分にある、とても素敵なホールです。録音をしてくださったのは、NAMIレコードの満川さん。お膳立ては一流です(苦笑) たくさんの曲を一度に録音するのはとても大変なことで、最初はどうなることかと思いました。私以外は普段からたくさん楽... -
名古屋でのレッスンは公開レッスンのよう
月二回の名古屋のレッスン日。名古屋の生徒さんたちは非常に熱心で、ほとんどの人たちが他の人のレッスンもずっと見学しています。毎回、内輪の公開レッスンのような状態。他の人のレッスンを見学することはとても勉強になると同時に、教える方としても皆さんに一度に説明できることも多く、とても効率の良いレッスンにすることができます。それだけではなくもう一点、体の状態をその場で比較できるという大きな利点があるのです。 今回もいくつかのことで皆さんの体の使い方を比較することができました。肘から先... -
歳のとりかた
夜のレッスンは、近くの施設やスタジオを使わせていただくことが多いのですが、施設の多くは、シルバー人材センターから派遣された高齢者が管理・運営をしています。ある施設でいつも親しくさせていただいているとってもチャーミングな女性が「定年なんですよ」と教えてくださいました。シルバー人材センターの定年って????とはてなマークの私たちに、「80になるんですよ」と教えてくれました。私も生徒もびっくり。どう見ても70より上には思えないんです。帰り道、「あんな風に歳がとれたらいいなぁ」と言... -
やさしい弦楽四重奏のCDの試作品
先日録音した大山さんのカルテットの試作品が上がってきました。まだ完全なものではないのですが、結構どきどきして聞いてみました。 出来は・・良いものもあり、いまいちのものもあり・・ですが、本格的にカルテットを録音したのは初めてなので、やはり何となく嬉しいものですね。 私以外のアマチュア3人は大善戦だと思います。やはり目立つのはファーストのアラですね。ちょっとした音程の違い、音形の不ぞろいが、録音だとバレバレです。短い曲ですが、通して無傷で演奏することの難しさを痛感しました。 とは... -
5弦のエレクトリックヴァイオリン
名古屋のレッスンは、毎回何か面白いことが起こります。今回は、生徒さんの一人がバンドで使っているというエレクトリックヴァイオリンを持参でのレッスン。アコースティックにピックアップマイクをつけて真似事をしたことはありますが、ちゃんとした5弦のヴァイオリンを弾くのは、私も初めてです。 サイトやストリング誌にサイレントヴァイオリンのセンサーの話を書きましたが、今回引かせていただいたものはセンサーが駒の下ではなく横についています。つまり、縦方向以外の振動も捉えるわけで、これなら子音も... -
練習前のストレッチ
今日はグリーン交響楽団の弦分奏。ヴァイオリンの入団者がいて大変結構なことですが、もともとの団員の出席率がもう少しよいとうれしいですね(苦笑)。 今日の練習は、ちょっと変わったことをやってみました。練習前に、十分にストレッチをやって腕を長く使う練習です。実は、このオーケストラの弦楽器には、響き、鳴りが十分ではないという気持ちがありました。響きを増やしたり、オーケストラが鳴るようにするためには、さまざまな方法があります。例えば、音程感覚を鋭くするのもその方法です。しかし、今回は... -
サラ・チャン & ECO
サラ・チャンとイギリス室内管弦楽団のコンサートを聴きに行った。最近注目していたヴァイオリニストの一人で、是非生で聴いてみたかった若手だ。若手、といっても、すでにキャリアは十分らしいが・・・オケがECOというのも、とっても期待していた点だ。 3歳でヴァイオリンを始めて4歳でコンチェルトを弾いた・・・なんていうキャリアを見ていると、「ほんまかいな?」という思いと「天才っているんだなぁ」というため息とが混じり合った不思議な気持ちになる。ヴェンゲーロフとかこういう人って、一体どこがど... -
弦楽器フェアで
2003年の弦楽器フェアにでかけた。去年は行き損なっていたので、二年ぶりである。最終日ということもあってとても混雑していた。楽器をあれこれ見られる楽しみと新作の傾向を見たかったこと、それに今回は雑誌「サラサーテ」のブースがあるということで、半ば遊び、半ば仕事という意識だった。 会員の作品は、ほとんど全部弾いてみたのだが、今年は何故か「これいいなぁ」というものになかなか巡り会わない。出品されている作品の質の問題なのか、僕の要求が厳しくなったためなのかはわからないが・・・ そんな中... -
弦が切れた話
本番の最中にいろいろなトラブルに巻き込まれることは、よくあります。特に、弦が切れた話はよく聞きます。みどりちゃんは、コンチェルトで2度も立て続けに切ったことがあるそうです。平然とリーダーの楽器を取り上げて引き続けたとか。やっぱりすごいですね。 ◎ リサイタルで・・・プロの演奏家のケース 先日、私が最近レッスンをしていただいた先生の演奏会に行きました。とっても「力演タイプ」の先生で、迫力十分。休憩後の最初の演目は、ラヴェルのヴァイオリンソナタでした。その2楽章のこと、激しいピツ... -
フラメンコの輝き
昨日、フラメンコショー付きのディナーというものに出かけました。実はこういう携帯の「ショー付きのディナー」というのは、初めての経験です。カード会社の「特別企画」で、通常価格ディナー8000円+ショーチャージ3000円のところ、全部で4000円という、「ほんとかい」というような値段だったので、いってみる気になったのでした。料理は・・・「これで8000円だったらちゃぶ台ひっくり返す」ようなものでしたが、ここは食のページじゃないから、それには触れません(^ ^;;まぁ、特別価格ですから、特別料理なんで... -
歴史に立ち会う幸せ
朝、新聞を見たら、ピアニストのペルルミューテルの訃報が載っていた。98歳だったそうだ。 ペルルミューテルを、私は一度だけ聴いたことがある。もう30年近く前になるが、N響の定期演奏会に登場し、ラヴェルの左手のための協奏曲を弾いた時である。演奏は素晴らしいもので、「ラヴェルの直弟子」という紹介と共に、はっきりと記憶に残っている。あの時すでに70前後だったんですねぇ・・・ たった一度ではあるが、ペルルミューテルの演奏を聴くことができたのはとても幸運な事だったと思う。ラヴェルという大きな... -
ドレ会の後継者たち?
先日、レイトスターターが主催している合奏のオフ会に参加した。主催しているのは、ヴァイオリンを始めてまだ日の浅い女性。 主旨は、 アンサンブル・アプリコット・・・ 「弦楽器初心者だけど、合奏をしてみたい!」こんな思いから生まれた弦楽合奏の集まりです。技術的に取り組みやすい曲を選んで和音の美しさや、掛け合いの楽しさを、分かち合っていきましょう♪ 〜いつ合奏するの?〜 2か月~3か月に1度くらいのペースで、週末を利用して、半日程度の予定です。 〜どこで合奏するの?〜 ... -
邦楽器とチェンバロ
友人の作曲家が書いた新作のご披露、ということで、チェンバロが中心のコンサートを聴いた。チェンバロは、芸大の助教授をなさっているローラン・テシュネという方。曲は全てチェンバロと邦楽器の組み合わせで、七人の作曲家の新作ばかりという、ちょっと風変わりな演奏会。箏と三味線が田中奈央一さん、尺八が藤山道山さん、笙が宮田まゆみさん、という組み合わせ。面白いので、まずはプログラムから。 = プログラム =(全曲世界初演) 1)増本伎共子 : チェンバロと箏のための「綾」・・・チェンバロと... -
アズールの発表会
去る1月12日、茨城県のある町で、ストリングアズールが始めて「人前で」演奏するチャンスをいただいた。アズールのマネージャーをやってくれているKEI先生のピアノの発表会に「便乗」させてもらう形で時間を頂いて、アイネ・クライネ・ナハトムジーク全曲を演奏した。 正直、アズールを始めて暫くは、「いったいどれくらいたったら人前で演奏できるようになるのだろうか」と全く見当も付かない状態だったといって良い。口では「三年後」とか勝手にほざいていたが、あくまで「ある程度のレヴェル」まで到達するま... -
玉木さんとの出会い
先日、ストリング誌の企画として、純正律研究所の玉木さんとお会いした。大変興味深い一日で、たくさんのことを考えさせられた。「対談」と称する記事になるのだろうが、もちろん大方私の方が聞き役。玉木氏が長年に渡って研究されてきた成果を教えていただく、というのが本当のところだ。 実は、玉木さんのウェブサイトは以前から知っていた。僕自身、音律のことに興味があったこともあって、あれこれと検索していたらひっかかったのだ。内容を読んでかなりのけぞったものもあるが、いろいろと勉強させられたこと... -
ある楽器屋さん
先日、友人から泣きそうな声で電話があった。車の中に楽器を放置してしまったのだという。生憎の連休中で、普段お世話になっている楽器屋とは連絡がつかない。症状を聞いてみると重大事故ではないようなのだが、何分とんでもない高温の中に楽器を置いてしまったので、すぐにチェックをしてもらいたいという。残念ながら僕の知っている楽器屋もすべて日祝日はお休みなので、あれこれ電話してある有名な楽器屋さんに連絡を取ってもらった。楽器のメンテナンスなどについての本も書かれている名の売れた方だ。 この方... -
都島ストリングス演奏会
10月19日に、大阪で活動している都島ストリングスの演奏会に出演させていただいた。演奏会でソロを弾くのは20年振りで、実に貴重な経験をさせていただいた。都島ストリングスの皆さん、指揮者の坂本さんには、心よりお礼を申し上げたい。 曲が「ヴィヴァルディのイ短調の協奏曲」という、ヴァイオリン弾きなら必ず弾いたことがある曲だったこともあり、本番ではかなり緊張を強いられることになった。普通に弾いたら「何だ、こんなもんか」と思われるに決まっているから・・・ 出演の依頼を頂いてから、しばらく譜...