CONSONO Quartet ごはん さくらの杜 アズール アンサンブル アンサンブルセミナー キルンベルガー グリーン コンサート サラサーテ スコア スタジオ チェロ チェンバロ ピアノ フォーカルジストニア ボランティア モーツァルト レッスン 体の本 六義園 合宿 名古屋 大野和士 子ども 守谷 弓 弦楽器フェア 挨拶 掲示板 新幹線 日立 春日部 春爛漫 楽器屋 津留崎直紀 生徒 発表会 相談 美味しいもの 肩当て 腱鞘炎 講座 音程
blog
-
弓のスピード
今日はアズールの練習日。今日もチェロに見学者があり、賑やかです。今回の発表会で演奏するのは、コレルリとヴィヴァルディ。バロックの名曲ですが、ちょっとこだわった練習をしています。それは「弓のスピード」。 バロックの演奏というと、何となく「ぼわっとした」イメージをお持ちの方が多いかもしれません。私も例外ではなかったのですが、いろいろと教わっているうちに、イタリアンバロックの「速さ、軽さ」の魅力に気がつきました。 詳しい奏法の話をここに書くことはできませんが、学習者が例外なく通過... -
カルテットの練習
大山さんの曲を録音したあと、初めてのカルテットの練習です。発表会では「死と乙女」を演奏する予定なのですが、難曲である上に恐ろしく長いときている。集中力がどのくらい持つかの勝負です(苦笑)。 録音をさせていただいたことは、非常によい経験になりました。録音した結果を聴くと、自分たちが弾いた状態がどのようなものかがはっきりわかるからです。その結果、このカルテットに足りないもの、できるであろうことも予測がつくようになりました。また、長時間の録音を経て、アンサンブルの密度が上がったよ... -
お世話になった先生のお宅にお邪魔しました
今日は、昔一時期お世話になった先生のお宅にお邪魔しました。先生は体を壊されたあと、「一生弾き続けることができる奏法」を研究され、最近ヴァイオリンを教える現場に戻ってこられました。先日お電話をいただき、ヴァイオリンを教えることや奏法についてお話をさせていただくためにお伺いしたのです。二時間あまりのことでしたが、いろいろと興味の尽きないお話をさせていただきました。 先生がそうした奏法を考えられたのは、もちろんご自身が体を壊されてヴァイオリンを弾くことが困難になったということが直... -
今日は譜面あさりに
日中少し時間があったので、池袋のヤマハ、アカデミアと、楽譜あさりに行きました。必要なものがいくつかあったのですが、それはすぐに選び、あとは片端から見ていきます。楽譜を見に行くのも楽しいものです。 私は「曲知らず」で、オーソドックスな曲以外で知識があるといえるものは、ヴァイオリンやカルテット、オーケストラの曲などに限られます。以前ニフティのフォーラムにいたころ、ヘビーリスナーの方たちの知識には圧倒されたものです。今日は訳あってピアノトリオの楽譜を中心に見たのですが、最近は昔と... -
杉藤楽弓社を訪問
名古屋でレッスンの後、杉藤楽弓社にお邪魔しました。サラサーテに掲載された私の記事を読まれた杉藤さんからご招待をいただいて、「新しいコンセプトの弓」などを試奏させていただきにお伺いすることになったのです。 実は、杉藤さんの弓にはあまりよいイメージがありませんでした。数年に一度くらいの間隔で、他の人が使っている杉藤さんの弓には出会ってきたのですが、あまりピンとくるイメージがなかったのです。その最大の理由は、重量耐性の不足と芯の弱さでした。前者は音を出すことそのものに問題を生じ、... -
SQの練習日
なかなか練習が取れない環カルテットですが、今日はまたドタバタがありました。練習会場が取れず、行きつけの「器やさん兼飲み屋さん」をお借りして練習です。打ちっぱなしのコンクリートが露出しているものの、店の形が複雑で、木のもの(机や台など)や大きな壷がたくさんあり、想像以上に音が良かったので驚きました。レッスンの後などに時々飲みに行っているところなのですが、とても助かりました。音が良いので小さなコンサートでもできないか、とも思ったのですが、ちょっと狭いかな。 練習は、どうも思惑通... -
ホール打ち合わせ
今日は、発表会のホールで担当者と打ち合わせです。昨年も使わせていただいたホールですので、手順はわかっていて、それほど時間がかからずにすみました。 ピアノの調律について、「今年は平均律でいいんですか?」と聞かれて苦笑。実は昨年は「キルンベルガーにしたい」とだだをこねたのです。玉木さんのところで経験してから、是非生徒たちにも体験させたかったからです。結局、費用とリハーサルの時間の関係で断念したのですが、担当者の方にはしっかり覚えられていました。 打ち合わせをしていて、大変なこと... -
アズールの練習日
アズールの練習日です。今日は、コントラバスの賛助の方も見えて、本番近し、の雰囲気になってきました。練習も曲だけで、名物(?)の基礎トレもありません。 コレルリの方は、かなりさまになってきましたが、ヴィバルディが・・・練習回数がまったく違うので、ある程度覚悟はしていましたが、かなり厳しい状態です。あと一回の練習でなんとかなるでしょうか。ソリストも楽しめる演奏にするように、頑張ってください。 今日は、紀尾井ホールでのフェルメール・カルテットの演奏会のチケットを取ってあったのです... -
助っ人
グリーン交響楽団の一日練習日。コントラバスの助っ人が入って、ようやくオーケストラらしくなってきました。私自身は・・・練習する時間が欲しい!!! -
やさしい弦楽四重奏のCDができあがりました
CDが出来上がりました。出来上がってみると嬉しいものですね。しかし・・ゆっくり聴く暇はなさそうです(涙)。 ============= 『大三元の子守歌』CD 大山元 作曲 弦楽四重奏小品集 -
SQ練習日
カルテットの練習日です。なかなか練習する時間が取れないのですが、なんとか月一回は、と思っています。今回の課題は「セリオーソ」。短い曲ですが、さまざまな要素が含まれている、難曲です。2,3回で形にしたいと思っています。 練習の後、駒込界隈の行きつけの店で反省会。そこへ、ジャズのセッション帰りというみなさんがやってきました。国籍不明(失礼!)の集団で、楽しそうに宴会をしていました。そのうち合流してしまい、訳のわからない飲み会になってしまいました(苦笑)。久しぶりに酔っ払ってヴァ... -
05年度発表会
いよいよ発表会当日です。朝方に雨が落ちていましたが、午後にはやんで、助かりました。お天気が悪いと、何となく気分が晴れませんよね。 10時半に調律が終わると、すぐにリハの開始です。今回は弦オーケストラのバックでのコンチェルトが無いのですが、チェンバロを使うためにその調整などにも時間がかかります。多少余裕を持って時間を計算していて正解でした。生徒のリハには、一通り演奏した後で一言ずつコメントをする時間を取ることが出来ました。 時間ぎりぎりに飛び込んできた生徒もいましたが、総じてリ... -
今日も楽器屋へ
今日も違う楽器屋さんに行きました。グリーンの練習後、友人のチェロの試奏にお付き合いです。しかし・・・チェロは高い!!! 例えば、イタリアンの新作ヴァイオリンは100万前後から400万くらいまでさまざまな選択肢があります。これでも私は高すぎると思うのですが、本当に有名な作家のものでなければ、モダンの100年未満の楽器が4〜500万で手に入ることも少なくありません。しかし・・チェロはほとんど「倍」の世界です。新作とモダンを数台試奏して、出るのはタメイキ・・楽器屋さんに行くのが好きなので、普... -
楽器屋で弾き比べ
アズールの練習後、買い替え予定の生徒の楽器を見に、ある楽器屋さんに出かけました。楽器屋さんとの付き合い方が難しいことは、サラサーテなどにも書かせていただきましたが、そこは私が信頼しているところの一つです。 前回の日記にも書きましたが、私は楽器屋であれこれと弾き比べをするのが大好きで、何かチャンスがあるたびに出かけています。楽器屋さんによって対応、出されてくる楽器・弓、値段なども全く異なり、いろいろなことがわかります。最近は、100万以上の楽器を探していると、ほとんどが新しいイ... -
鷲崎美和チェンバロリサイタル
今日は、珍しくチェンバロの演奏会を聴きに行きました。発表会でチェンバロをお願いすることになった鷲崎美和さんのリサイタル。鷲崎さんは、昨年までベルギーなどに留学していた、気鋭の新進チェンバリストです。場所は、中目黒駅近くのGTプラザホール。150人ほどのこぢんまりしたホールです。使用楽器は作られてから数年の日本人のもの。おそらくフレンチモデルだと思います。曲目は、 ジョス・プトミー(1687−1779) 『序曲—アンダンテ、ラ・ダンドリュー、アニエスのロンド』 ジョセフ・エクトール・フィ... -
オーダーメイド肩当て
今日は、レッスンの後、名古屋のある楽器屋さんのところにお邪魔しました。目的は、「オーダーメイドの顎当てと肩当て」です。肩当てや顎当てについてはずっと不満を持っていました。きちんとフィットする小物を、それほど高価なものでなくできないか、と考えていました。名古屋のある生徒が「肩当てのオーダーメイドを考えている職人さんがいる」と紹介してくれたのです。小一時間ほどお話をして、私がイメージしているものを伝えました。先方もいろいろとアイデアを持っていて、実りあるお話ができました。試作... -
反省…
グリーン交響楽団の練習日。3回目の全奏ですが、長丁場ということもあり、まだメンバーがそろって、というわけにはいきません。それよりなにより、三ヵ月後のものをさらう時間がまったく取れない状態で、自分自身がきちんと弾けていないのが実になさけないです。次回までには完璧にしておかないと・・・オーケストラのみなさん、ごめんなさい。深く反省しています。 -
子どものためのアンサンブルセミナー「初めてのアンサンブルレッスン」
茨城県守谷市で、小さな公開レッスンを行いました。題して「初めてのアンサンブルレッスン」。ピアノで練習している曲(ブルグミュラーやバスティンの教本、バッハやモーツァルトの易しいアレンジもの)に、ヴァイオリンのオブリガートをつける形が中心です。 こうした試みは、実はKEI先生のところで10年程前からやっていました。大人になって音楽を仲間と楽しむためには、他の楽器をアンサンブルができる能力が必要ですが、ピアノを練習している生徒さんたちは、めったなことでは他の楽器と触れ合うことができま... -
「ドミソのミ」が旋律音程に
アズールの練習も、曲が中心になりました。発表会とはいえ、ステージを踏むためにはそれなりの覚悟が必要です。自然に、私の要求も厳しくなっているかもしれません。 最近は、アズールの状態がやや変化したように感じるようになりました。メンバーが耳や頭をきちんと使い始めたように思うのです。最初は単音ですら合わせることができなかったことを思うと嘘のようです。ただ、まだ徹底しているとは言えません。 今日も面白いことがありました。比較的音程良く進行していたときに、突然変な音が混ざりました。どう... -
音のイメージ
今日は、あるアマチュアオーケストラの演奏会を聴きに行きました。モーツァルトとベートーヴェンのプログラムです。このオーケストラの演奏会は毎年のように聴いているのですが、自分がオーケストラのトレーナーをやっていると、視点もやや変わってきますね。このオーケストラに限らず、アマチュアオーケストラを聴きに行ったりエキストラで出演したりすると昔から感じていたことがあります。それは、弾けている割に演奏効果があがっていない、ということです。みなさん、とても達者に弾いています。難しいパッセ... -
弓の試奏
レッスン後、名古屋駅近くに新しくオープンする弦楽器屋にお邪魔しました。直接的には生徒の弓探しだったのですが、お持ちの弓をいろいろと見せていただきました。結構たくさんあり、なかなか楽しめました。 私は、楽器屋さんで楽器や弓の弾き比べをすることが、実は大好きです。当たり前のことですが、どんな価格帯であっても楽器や弓は一つずつ違うもので、いつもオドロキがあります。今日も、計30本くらいの弓を試奏させていただいて、いろいろと発見がありました。またお邪魔させていただこうと思っています。 -
CDの完成祝い
めっきり暖かくなりました。午前中、レッスン場所に向かう時から少々汗ばんでしまうような気温です。近くの六義園の枝垂桜も、ようやく見頃を迎えたようです。実は、3月22日からずっと「ライトアップ」をしていたのですが、二度も延長して、完全に読みが外れた形になりました。確か去年の紅葉も大外しで、ライトアップの期間がずいぶん伸びたように覚えています。この手の予想は難しいものですね。 今日は、大山さんの曲のCDの完成祝いでした。装丁をしてみると、「本物のような」感じになりました。もちろん、大... -
一からスタートする新入生
今日は、一からスタートする生徒さんの楽器を見に、都内の楽器屋に行きました。お目当ての楽器はあったのですが、そこでまたまたお買い得の楽器を発見! ドイツの有名メーカーの企画品なのですが、これも15万ほどの定価でとてもヴァイオリンらしいものです。サラサーテの記事を書くための取材をして以来、導入用の楽器の目利きがかなり変わったかもしれません。一度のたくさんの種類を比べてみることは、やはりとても効率よく学べます。 新しく始められる生徒さんを教えるときは、とてもわくわくするものです。生... -
頑張ります
年に一度のお祭り(発表会)の翌日でしたが、今日はグリーンの分奏日。この後、三日間ほど休みを取ることにしているので、二日酔いの頭をさまし、気を引き締めて練習に。 人数が少しずつ揃ってきたので、ようやくオーケストラの練習らしさが出てきました。何回か続けて練習に出てきてくださった方も増え、コミュニケーションも取りやすくなってきたように思います。あと一月ほどで本番ですが、私自身も頑張りたいと思っています。 -
リズムの取り方/拍を大きく感じることと、拍を感じる位置
本来は、ウェブ講座の方に書くべきでしょうね。後で改題して加えます。 きっかけは、カイザーの11番のエチュードでした。ご存じない方のために、簡単に説明します。Es-Durで、拍子は2/4で、八分音符を三連符に分割した形で、スケールと変形が延々続く、というしろもの。このエチュードを弾いてもらうと、どうしても「二連符」になってしまう人が多いのです。名古屋のレッスンでも、見事に二人ほど、はまりました。タタタ、タタタ、と続かずに、タカ、タカ、タカ、となってしまうのです。 これには、いくつかの... -
帯状疱疹!
水曜日の夜、親指の付け根から肩にかけて傷みを感じ、「これは何か悪いことをしたかな?」と思っていたら、木曜日になって、左顔面や頸部に発疹が・・傷みは左腕全体と首に広がり、発熱も。「ひょっとして」と病院に駆け込んだら、案の定、帯状疱疹と診断されました。なんと、15年ぶり二度目のことです。(二度やるのは珍しいらしい) 今年は、春の発表会の前にも具合が悪くなり、3月中にかなり迷惑をかけまくったのですが、またまた直前にダウン。どうしてこうなんでしょうねぇ・・このままだととてもまともに弾... -
秋の小さな発表会
春の発表会に出られない人が多く、秋にも演奏会をやる必要が生じたために、ことしから年に二回の発表会を行うことになりました。秋のシーズンまっただ中で、3年続けて春の発表会で使っているホールが取れず、私の地元の公共施設のホールで、比較的こぢんまりしたかたちで行うことになりました。当初出演を予定していた生徒が、やはり6人ほどでられなくなり、春とはうってかわって短め(それでも3時間半ですが・・)のコンサート。例によって、アズールと環SQも演奏しました。 「お客さん、いないだろうなぁ」と... -
弦楽器フェア06
連休中に行われた、毎年恒例の弦楽器フェアに、少しだけ(2時間ほど)行くことができました。制作者協会の会員の楽器だけでなく、たくさんの楽器が展示されているので、とても勉強になります。毎年、できるだけ行くようにしているのですが、今年は飛び入りのレッスンなども入り、初日に少し見ることができただけでした。フェアの時にしかお会いできない制作者の方もいらっしゃるので、その意味でも出かけておきたいのです。 今年は、協会員の楽器は、20台ほどしか弾くことができませんでした。気になっている作家... -
サラサーテの連載のこと
サラサーテの連載、今回で一応一区切りになりました。体の問題はまだまだ多岐にわたりますが、なにしろ年4回というペースなので、時々話題を変えないと、期間が長くなり過ぎますね。以前も書いたのですが、体の問題は誌上でできることに限りがあり、もどかしい部分もありました。一度でも実際に体験していただければわかることも、文字と写真ではなかなか理解しにくいことも多いからです。さいわいにして、記事をきっかけにしてご相談にこられる方も多く、悩みを解決するヒントになった部分もあるのでは、と、思... -
2007年を迎えて
21世紀になって、7回目の年が明けました。今年はどんな年になるのでしょうか。みなさんにとって、今年が思い出に残る良い年になりますように。 私にとって2006年は、とてもめまぐるしくもあり、いろいろと得るものも多い年でした。おかげさまで、多くの生徒さんにも恵まれ、充実した一年だったと思います。今年は、さらにみなさんにとって役に立つ教えてとなれるように、精進したいと思います。 今年の最初の問題は、アシスタントのことです。現在、二人のアシスタントの先生にお手伝いしていただいているので... -
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
今日のレッスンで、モーツァルトのことが話題になりました。モーツァルトの音楽ほどさまざまに語られてきたものも少ないでしょう。アズールも今「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を練習していますが、5月の発表会でも、モーツァルトを弾く人が出てきそうです。そんなわけで、ちょっとモーツァルトの話を。 モーツァルトの音楽は、弾いているととても自然です。オーケストラで弾いていても、素敵な指揮者と演奏すると、何のストレスも感じずに弾くことができます。音楽の進行がとてもスムースなのです。以前、... -
91歳のチェロ奏者/青木十良リサイタル
1915年生まれの「現役」チェリスト、青木十良さんのリサイタルを聞いた。チェンバロの鷲崎美和さんとのデュエットで、バッハのガンバソナタ3曲というプログラム(19日/浜離宮朝日ホール)。 90歳を超えてまだ現役、しかも、リサイタルをやるということ自体で、驚異的なことだと思いますが、チェロにかける情熱が十分に伝わってくるステージで、感銘を受けました。もちろん、技術的な衰えは隠しようがありませんし、カウントも甘く、あちこちが短くなったり伸びたり、という「事故」はありました。この値段(5000... -
東京グリーン交響楽団定期演奏会
4日に、サントリーホールで、東京グリーン交響楽団の第15回定期演奏会がありました。栗田博文さん指揮で、シベリウス「レミンカイネンの帰郷」、ラヴェル「左手のための協奏曲」(ピアノ:東誠三さん)、ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番というプログラムでした。アンコールは、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」から「タイボルトの死」、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーボ」の二曲。難曲ぞろいで、どうなることかと心配なプログラムでしたが・・・サントリーホールは、8割の入りで、たく... -
オケと指揮者の関係/アズールのこと
1月中に、アズールの練習に出られないことが二度あり、音大の指揮科の学生さんに指導をお願いしました。事前に私の練習を見学していただいて、方針は理解しておいてもらったのですが、予想以上にきちんと練習ができたようで、安心しました。 アズールと私の関係は、やや特殊なものかもしれません。最初から私の生徒だった人は少ないのですが、アズールに入団した後で私の個人レッスンも受けるようになる人が多く、全体の半分以上が私の生徒、という状態です。他の人たちも、私の練習が面白いと言ってくださるので... -
老人施設での演奏会
ピアノのKEI先生が、以前から茨城県日立市にある老人施設で音楽療法の活動をやっているのですが、そこで、「特別コンサート」としてデュエットの演奏会を行いました。プログラムは、クライスラー/愛の喜び、ユーモレスク、チャルダーシュ、その他、歌ものなど 全体で1時間ほどのコンサートですが、途中の曲は、入所していたり、デイサービスで通っているおじいさん/おばあさんに歌を歌ってもらうという趣向。普段、ピアノの伴奏で歌を歌ってもらっているそうなので、まだ元気な方達は、比較的大きな声で歌って... -
アンサンブルセミナー06
恒例の、生徒さんたちのアンサンブルセミナーが、16〜18にちの日程で、山中湖のペンションセロを借り切って行いました。一年一回の恒例行事にして3回目ですが、今年もとても楽しく終了することができました。 今年のコンセプトは、「トレーナーとカルテット」です。生徒14人に対してトレーナー8名という、かなり贅沢な条件の中で、トレーナー三人に生徒一人という編成のカルテットを、参加者全員に経験してもらうことができました。トレーナーは、私とアシスタントの先生、関西で活動しているヴィオリスト兼バロ... -
東京グリーン交響楽団、グリーンコンサート
今日は、東京グリーン交響楽団のコンサートでした。毎年、この時期の演奏会は、「(株)みどり会」が主催している「グリーンコンサート」という、合唱、吹奏楽、そしてオーケストラという三団体の、合同演奏会です。 「みどり会」は、もともとは、三和銀行がメインバンクである企業グループの総称で、その中で、福利厚生を担当していたのが「(株)みどり会」です。現在は、福利厚生にとどまらず、人材派遣やCSR活動(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に力を入れています。グリーンコンサート... -
相談に見える方たち
「サラサーテ」に、体のことを書かせていただいています。そのためなのでしょうか、ここ1、2ヶ月、体を痛めたり、体の使い方がわからない、という方からの問い合わせやご相談が増えています。直接拝見させていただいた方も、メールでのやりとりで済んだ方もいますが、痛感するのは、体の使い方についての認識がまだまだ甘い、ということです。 -
ぐちぐち/サラサーテのこと
先日、サラサーテの編集者と「打ち合わせ」をしました。次号は、Q&Aがなくなるとのこと。反応が少ないらしい。連載は、続いてくると反応が鈍くなるものと、読者が増えるものがありますが、私のはどうやら前者らしい。読みたい人は買って読んでくださっているのでしょうが、編集部は、ハガキや問い合わせしかバロメーターがないので、そうした反応が少ないと、記事自体の支持率に直結するのです。 もうひとつ・・・ ここのところ、メールでの直接の問い合わせが多く、体を痛めた方、体の使い方がわからなくなった... -
久しぶりの大学オーケストラの練習
今日は、アズールの後、大昔(苦笑)に在籍した大学オーケストラの練習を見に行きました。このオーケストラに生徒がいるので、本当はサマーコンサートを聴きにいきたかったのですが、ちょうど名古屋と大阪の仕事の日と重なってしまい、今日がGPだということで、見に行ったのです。20ウン年ぶりに、大学構内の練習場に足を踏み入れました。指揮者の三石先生は、70を超えてもますます意気盛んで、相変わらずの話し振り。腰を痛めしまわれたそうですが、いつまでもお元気で活躍していただきたいと思います。 練習が始... -
都響特別演奏会(サントリーホール)
実に久しぶりに、東京都交響楽団の演奏会を聞きにいきました。お目当ては、大野和士さんでしたが、庄司さやかさんがソロを弾くこともあり、これも多いに興味をもって行きました。プログラムは、ハイドンの「パリ」交響曲、ショスタコーヴィッチのヴァイオリン協奏曲第一番、「火の鳥」(1911年版、いわゆる「全曲版」)でした。 大野さんの演奏会、昔はほとんど聞いていたのですが、最近は忙しくなったので、ご無沙汰でした。最近はどの演奏会もよくお客さんが入っているようで、東京フィルハーモニー交響楽団の常... -
安価な防音ルーム
生徒の一人が、防音ルームを買うことになりました。東京の住宅事情では、きちんと練習するのはなかなか難しいので、防音ルームも一つの選択肢であることは確かです。しかし、ヤマハのアビテックスなどの値段を見ると、あまりに高い。これなら、月に家賃が2、3万高くても、音が出せるところに住む方が良いのではないか、と思ってしまいます。そんなわけで、私自身は、防音ルームを入れることを本気で考えたことはありませんでした。ところが、生徒が今までの大メーカーの防音ルームよりかなり安いものを見つけて... -
ピアノが欲しい
レッスンするのにはとてもよい環境のスタジオですが、経済的事情で(苦笑)、まだピアノがありません。アップライトを入れるスペースはあるのですが、導入されるのはいつになることやら? というわけで、どうしてもピアノが必要なレッスンは、近くの施設を借りることができた時にまとめてやることになります。今日も二人ほど、ピアノ付きのレッスンをしました。 基本的に、レイトスターターのレッスンで曲をやるときには、初めのうちはできるだけ私とのデュエットをやるようにしています。ピアノには音程の問題が... -
演奏会に向けた初練習・・ですが・・
今月26日に、ピアノのKEI先生とお弟子さんで教えている方やプロになった人による演奏会が、常陸多賀にできた新しいホールであります。KEI先生とはもう長いおつきあいで、私も出演させていただくことになりました。曲は、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」の三曲です。ところが・・ 練習する時間がない!!!! 普通、初合わせから、私の方がガンガン文句をつけるのですが(苦笑)、今回はそれどころではありません。ひ、ひ、弾けない(汗)。それほど困難な曲ではないのですが、チャイコフスキーらし... -
音楽理論講座「楽典の初歩」
楽典の初歩の二度目の講座を行いました。今回は、初めて外部参加がなく、生徒の参加者も比較的少なかったので、10人ほどのこじんまりした講習会になりました。今回のコンセプトは、音名、度数、調性の三つです。 レイトスターターの多くは、なかなか音名や度数が認識できません。それを「覚えられない」と感じている間は、おそらくダメなのだということに、私自身が最近気がつきました。特に、度数を理解するために「半音いくつぶん」などと簡便な方法を採ったり、調性を覚えるのに「最後のシャープは導音」など... -
バランスボール
バランスボールを買いました。きっかけとなったのは、先月の「アエラ」の記事です。あるIT企業で、社員の椅子を全部バランスボールに替えた、という記事でした。結果として、腰痛や肩こりが減り、女性社員の生理休暇が激減して、生産性が向上したそうです。面白い記事だと思っていたのですが、私もあやかってみることにしたという訳です。 私は、もともと肩こりがほとんどないので、そのつらさがあまり実感できませんでした。目や内蔵の問題で肩こりをするのでなければ、肩こりは普段の生活を工夫すればなんとかな... -
ピアノの調律/きるんべるがぁ
先々週、スタジオのピアノを調律しました。搬入してから半年以上調律をしていなかったのでボロボロの状態でしたが、ようやく、希望する調律をしてくださる方を見つけ、キルンベルガーに。ベートーヴェンの使っていた調律法です。以前、「純正律は世界を救う!」の(苦笑)玉木さんの事務所にお邪魔した時、キルンベルガーに合わせて弾いたスプリングソナタを、生徒の皆さんにも体験していただこうという魂胆です。レッスンに生徒さんが来るたびに、ピアノを聞かせることに・・ まず、各調のドミナントを聞かせます... -
ついている?ついてない?
24日の土曜日は、名古屋でのレッスンでしたが、帰りに新幹線のトラブルに巻き込まれてしまいました。22時02分、名古屋駅発ののぞみに乗ったのですが、すぐに「三河安城駅で臨時停車」というアナウンス。三河安城駅に3時間、その後豊橋で30分ほど止まって、結局5時間近く遅れて、04時30分すぎにようやく東京駅に到着。実は、22時09分発の指定券を持っていたのですが、少しでも早く帰りたかったので、空いていた自由席に滑り込んだのです。もし、指定券通りで帰ろうと思えば、名古屋駅でトラブルがわかって、ホテ... -
今年の演奏会終了/今年はとても大きな意味がある年でした
昨日、東京北社会保険病院で、「クリスマスコンサート」を行ないました。今年6回目になる病棟コンサートで、これで今年の演奏活動は終了です。あとは29(30?)にちまでのレッスンが残るだけです。今年は、私にとって転換点とも言うべき大きな変化があった年でした。CONSONO21とレクチャーコンサートという演奏活動を始めたことがその理由です。 私はいわば「レッスンプロ」として、指導することを中心に活動しています。幸いにしてたくさんの生徒に恵まれ、雑誌の連載などでもたくさんの方の支持をいただい... -
掲示板回答 その1
掲示板から興味深いものやためになりそうなものを転載します。 ================ BARAさん 投稿、ありがとうございます。非常に高度なテーマで、たくさんの問題を含んでいますので、私の回答だけが「正解」だと思われないようにしてください。 まず、「エロイカ」の冒頭のEs、Bを、純正に調弦したヴァイオリンのピタゴラスのEsで取ることはあり得ません。普通は、ヴァイオリンでハーモニーになるように、Es、Bを高く取ります。それ以前に、オーケストラでは、ヴァイオリンのチューニングを純正に(ピタゴラスの五...